Systemwalker Centric Manager 他社データベースの利用ガイド - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
目次 索引 前ページ次ページ

上へ第2章 インベントリデータベース
上へ2.1 Oracleの場合

2.1.1 インベントリデータベース作成の準備

Oracleをデータベースとして利用する場合、“データベースの環境設定”と“ODBCの設定”を行う必要があります。

◆データベースの環境設

データベースの設定を行う前に、Oracleの下記のサービスが開始されていることを確認してください。サービスが開始されていない場合は、[コントロールパネル]の[サービス]から各サービスを開始してください。

[Oracle7またはOracle8の場合]

[Oracle8iまたはOracle9iの場合]

注)XXXX:OracleシステムID, YYYY:Oracleホーム名

データベースの設定を行うために、以下の操作を行います。なお、操作方法等の詳細については、Oracleのマニュアルを参照してください。

  1. ログオン

    SQL*Plusを起動して、DBの管理者権限(system)でログオンします。

  2. ユーザ登録

    次のコマンドにより、DBのスキーマ名にあたるユーザを登録します。

    CREATE USER (ユーザ名) IDENTIFIED BY (パスワード);

  3. 権限の追加

    次のコマンドにより、データベースへの接続権限を追加します。

    GRANT CONNECT,RESOURCE,DBA TO (ユーザ名);

  4. ユーザ情報の変更

    指定したユーザのデフォルト・テーブル域をUSER_DATAとし、一次格納テーブル域をTEMPORARY_DATAとします。

    [Oracle7またはOracle8の場合]

    ALTER USER (ユーザ名) DEFAULT TABLESPACE USER_DATA;

    ALTER USER (ユーザ名) TEMPORARY TABLESPACE TEMPORARY_DATA;

    [Oracle8iまたはOracle9iの場合]

    ALTER USER (ユーザ名) DEFAULT TABLESPACE USERS;

    ALTER USER (ユーザ名) TEMPORARY TABLESPACE TEMP;

  5. 終了

    “EXIT;”を入力してSQL*Plusを終了します。

◆ODBCドライバの設

[コントロールパネル]から[ODBC]アイコンをクリックし、以下の操作を行います。なお、データソースの追加方法の詳細については、ODBCのヘルプを参照してください。

  1. [システムDSN]タブを選択し、システムデータソースの[追加]を行います。
  2. データソースの新規作成画面が表示されますので、セットアップするデータソースのドライバを使用するデータベースにより、以下のように指定します。

    [Oracle9iの場合]

    [Oracle in ホーム名]を選択します。

    [Oracle8またはOracle8iの場合]

    [Oracle ODBC Driver]を選択します。

    [Oracle7の場合]

    [Oracle73]を選択します。

  3. OracleのODBCドライバセットアップ画面で、必要な情報を使用するデータベースにより以下情報を設定します。

    [Oracle9iの場合]

    データソース名:
    任意
    説明:
    任意
    TNSサービス名:
    ODBCドライバがデータを取り出すOracleデータベースの位置を指定します。Oracle Database Configuration Assistantで作成したサービス名を選択します。Oracle Database Configuration Assistantの使用方法等についてはOracleのマニュアルを参照してください。
    ユーザーID:
    データにアクセスするためのユーザ名です。SQL*Plusを使用して作成したユーザ名を指定します。

    [Oracle8またはOracle8iの場合]

    データソース名:
    任意
    サービス名:
    ODBCドライバがデータを取り出すOracleデータベースの位置を指定します。Oracle Net8 Assistantで作成したサービス名を指定します。Oracle Net8 Assistantの使用方法等については、Oracleのマニュアルを参照してください。
    ユーザ名:
    データにアクセスするためのユーザ名です。SQL*Plusを使用して作成したユーザ名を指定します。

    [Oracle7の場合]

    データソース名:
    任意
    SQL*Net接続文字列:
    ODBCドライバがデータを取り出すOracleデータベースの位置を指定します。Oracle Net Easy Configurationで作成したデータベース別名を指定します。Oracle Net Easy Configurationの使用方法等については、Oracleのマニュアルを参照してください。

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 1995-2003