Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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目次
索引

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第4章 インストール
4.1 SNMPエージェントのインストール手順
監視対象のノードには、SNMPエージェントをインストールする場合としない場合で、監視のされ方に以下の違いがあります。
- インストールする場合
- MIB情報を採取することができます。このため、“ノード検出”時にベンダー種別やOS種別を自動判別したり、MIB情報を利用した性能監視を行うことができます。
また、SNMPトラップを監視することができます。
- インストールしない場合
- IPアドレスだけの管理となります。“ノード状態の監視”の設定を行うことにより、SNMPエージェントがインストールされていないノードの状態の変化(UP/DOWN)を監視することができます。
SNMPエージェントをインストールする場合の作業を以下に示します。
■Windowsの場合
◆SNMPエージェントのインストール
SNMPエージェントのインストール方法をOS別に説明します。

サービスパックの適用
サービスパックを適用済のシステムの場合、SNMPサービスをインストールした後、サービスパックを再度適用する必要があります。
Windows NT(R)の場合
SNMPエージェントを、既にWindows NT(R)が実行されているコンピュータにインストールする方法を以下に示します。
- [コントロールパネル]の[ネットワーク]を選択します。
- [ネットワーク]ダイアログボックスで[サービス]タブを選択します。
- [追加]ボタンをクリックし、[ネットワークサービスの選択]ダイアログボックスを表示します。
- [ネットワークサービスの選択]ダイアログボックスで[SNMPサービス]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- 画面の指示に従い、Windows NT(R)のCD-ROMをセットするとインストールを開始します。
Windows(R) 2000の場合
SNMPエージェントを、既にWindows(R) 2000が実行されているコンピュータにインストールする方法を以下に示します。
- [コントロールパネル]の[アプリケーションの追加と削除]を選択します。
- [アプリケーションの追加と削除]ダイアログボックスで[Windowsコンポーネントの追加と削除]をクリックし、[Windows コンポーネントウィザード]を表示します。
- [Windows コンポーネントウィザード]の[コンポーネント]一覧から[管理とモニタツール]を選択し、[詳細]ボタンをクリックします。
- [管理とモニタツール]ダイアログボックスで[簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- [アプリケーションの追加と削除]ダイアログボックスで[次へ]ボタンをクリックし、画面の指示に従ってWindows(R) 2000のCD-ROMをセットするとインストールを開始します。

Systemwalker Centric Managerでは、UTF-8の文字列を含むSNMPのMIBやトラップを監視することができません。監視対象のSNMPエージェントでコード系としてUTF-8を使用した場合、以下の機能で文字化け等が発生する可能性があります。
- ノード検出
- MIB監視
- MIB取得
- 簡易MIB取得
- SNMPトラップの受信
Windows(R) XPとWindows Server(TM) 2003の場合
SNMPエージェントを、既にWindows(R) XPまたはWindows Server(TM) 2003が実行されているコンピュータにインストールする方法を以下に示します。
- [コントロールパネル]の[プログラムの追加と削除]を選択します。
- [プログラムの追加と削除]ダイアログボックスで[Windowsコンポーネントの追加と削除]をクリックし、[Windows コンポーネントウィザード]を表示します。
- [Windows コンポーネントウィザード]の[コンポーネント]一覧から[管理とモニタツール]を選択し、[詳細]ボタンをクリックします。
- [管理とモニタツール]ダイアログボックスで[簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- [プログラムの追加と削除]ダイアログボックスで[次へ]ボタンをクリックし、画面の指示に従ってWindows(R) XPまたはWindows Server(TM) 2003のCD-ROMをセットするとインストールを開始します。

Systemwalker Centric Managerでは、UTF-8の文字列を含むSNMPのMIBやトラップを監視することができません。監視対象のSNMPエージェントでコード系としてUTF-8を使用した場合、以下の機能で文字化け等が発生する可能性があります。
- ノード検出
- MIB監視
- MIB取得
- 簡易MIB取得
- SNMPトラップの受信
Windows(R) 98/Meの場合
SNMPエージェントを、既にWindows(R) 98またはWindows(R) Meが実行されているコンピュータにインストールする方法を以下に示します。
- コントロールパネルの[ネットワーク]ダイアログボックスで、[追加]ボタンをクリックし、インストールするネットワーク構成ファイルとして[サービス]をクリックします。
- [追加]ボタンをクリックし、[ディスク使用]をクリックします。
- 表示されたダイアログボックスで、ファイルのコピー元にADMIN\NETTOOLS\SNMPフォルダを指定し、[OK]ボタンをクリックします。
- [ネットワークサービスの選択]ダイアログボックスで“Microsoft SNMPエージェント”を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- [ネットワーク]ダイアログボックスで、[OK]ボタンをクリックするとインストールを開始します。
◆SNMPサービスの設定
[SNMP Serviceのプロパティ]ダイアログボックス、([サービス]ウィンドウから起動)で以下の項目の設定をします。
コミュニティ名
コミュニティ名には、半角英数字の任意の文字列を設定します。
“ノード検出”を行う場合やSystemwalkerコンソールにサブネットフォルダまたはノードを登録する場合に、SNMPエージェントで設定した値と同じコミュニティ名を指定します。
トラップ通知先アドレス
トラップをSystemwalkerコンソールで監視する場合は、以下の設定を行います。
- 運用管理サーバで直接監視するノードの場合
- 運用管理サーバのIPアドレスを設定します。
- 部門管理サーバを経由して監視する場合
- 部門管理サーバのIPアドレスを設定します。
SNMPパケットを受け付けるホスト(Windows Server(TM) 2003/Windows(R) XP)
[セキュリティ]タブより以下の項目を設定します。
- 受け付けるコミュニティ名
- SNMPパケットを受け付けるホストを以下のどちらかの方法で設定します。
- [すべてのホストから SNMP パケットを受け付ける]を選択します。
- [これらのホストから SNMP パケットを受け付ける]を選択し、以下の設定をします。
- 運用管理サーバから監視するノードの場合
- 運用管理サーバのIPアドレスまたは、ホスト名を指定します。
- 部門管理サーバから監視するノードの場合
- 部門管理サーバのIPアドレスまたは、ホスト名を指定します。
- 業務サーバから監視するノードの場合
- 業務サーバのIPアドレスまたは、ホスト名を指定します。
- 運用管理クライアントから[MIB情報の表示]を行う場合
- 操作を行う運用管理クライアントのIPアドレスまたは、ホスト名を指定します。
■その他
- その他のOSやネットワーク機器のSNMPエージェントのインストール方法、セットアップ方法は、それぞれのマニュアルを参照してください。
- 運用管理クライアントのSystemwalkerコンソールからMIB情報を設定/取得するメニューを選択した場合、運用管理クライアントがSNMPマネージャとなり、対象ノードと通信します。
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