Systemwalker Centric Manager APIガイド - UNIX共通 -
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第3章 APIリファレンス
3.53 NWsnmpTrapdOpen()関数
◆機能説明
トラップデーモンに対して、TRAPの配付登録を行います。
◆呼び出し形式
NWSNMP_FD NWsnmpTrapdOpen(NWsnmpErrinfo *infoErr)
◆パラメタ
出力パラメタ
- infoErr:
- エラー情報設定構造体を指定します。
◆復帰値
- TRAPの分配を行うソケットID :
- 正常終了。
- 0xFFFFFFFF :
- 異常終了。
◆備考
エラー時には、以下のコードが、NWsnmpErrinfo構造体のNWErrorCodeに設定されます。
- NWSNMP_WSASTARTUP_ERR:
- ソケットの初期化に失敗しました。
- NWSNMP_GETPORT_ERR:
- トラップデーモンへの接続ポートの獲得に失敗しました。
- NWSNMP_SOCKET_ERR:
- ソケットの獲得に失敗しました。
- NWSNMP_CONNECT_ERR:
- トラップデーモンとの接続に失敗しました。
- NWSNMP_TIMEOUT_ERR:
- トラップデーモンとの接続でタイムアウトが発生しました。
- NWSNMP_SELECT_ERR:
- トラップデーモンとの通信ソケットに対する同期型入出力の多重化に失敗しました。
- NWSNMP_LIST_ERR:
- トラップデーモンへの最大接続数が上限に達しています。
- NWSNMP_RECV_ERR:
- トラップデーモンからの登録確認データの受信に失敗しました。
- NWSNMP_SEND_ERR:
- トラップデーモンへの登録データの送信に失敗しました。
◆注意事項
- TRAPを受信する場合は、受信前に呼び出す必要があります。
- 使用後は、NWsnmpTrapdClose()関数で解放してください。
- トラップデーモンは、分配登録を受け付けると、受信したトラップを配付しますので、そのソケットを常に監視して、データ入力時にはすみやかにTRAPデータを読み込んでください。
- トラップデーモンは、TRAPの配付に失敗すると、そのソケットへの配付登録を削除します。
◆使用例
NWSNMP_FD *sock_id; /* TRAP受信を行うためのソケットID */
NWsnmpErrinfo infoErr; /* エラー通知構造体 */
−中略−
sock_id = NWsnmpTrapdOpen(&infoErr);
if (sock_id == 0xFFFFFFFF) {
/* エラー処理 */
}
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