Systemwalker Centric Manager スクリプトガイド - Solaris(TM) Operating Environment - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -

3.3.6 サービス稼働監視

■機能説明

監視対象ノードで動作するサービス(HTTP/SMTPなど)に対し、一定間隔で稼働状況の監視を行い、指定時間内に応答がない、またはエラーが発生した場合、運用管理サーバ、または部門管理サーバへイベントを通知します。

サービス稼働監視では、以下のサービスをサポートしています。

• HTTP
• HTTPS
• DOMAIN
• SMTP
• FTP
• NNTP
• TELNET
• ICMP
• POP3

■サンプルスクリプトファイル

OS種別	格納場所とファイル名
Windows	Systemwalker Centric Managerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\snmsmt.swt
Solaris OE	/etc/opt/FJSVssc/sample/snmsmt.swt
Linux	/etc/opt/FJSVssc/sample/snmsmt.swt
HP-UX	提供なし
AIX	提供なし

■実行に必要な権限

Windowsの場合、Administrator権限が必要です。

Solaris OE/Linuxの場合、root権限が必要です。

■編集可能な項目

編集可能な項目を以下に示します。各項目の詳細については、格納されているサンプルスクリプトを参照してください。

監視間隔

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

^[EE]
二重監視

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

監視対象サービス

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

設定項目は以下のとおりです。

• 監視対象ホスト名
• 監視対象サービス名
• サービスのポート番号
• レスポンス時間
• リトライ回数
• チューニングパラメタ
• イベント対処フラグ

■注意事項

• プロキシサーバを経由し、HTTP、またはHTTPS通信でサービス監視を行うことはできません。
• サービス稼動監視で指定する監視対象ホスト名は、監視マップ上の被監視対象ホストのノードプロパティで記載されているホスト名と同じにしてください。異なる場合、新ノードフォルダにノードが追加されます。

^[EE]
クラスタ運用をしている場合

監視元ホストがクラスタの場合、運用系で監視を行う場合は二重監視の設定をOFFにしてください。

HTTP/HTTPSサービスの監視を行う場合

HTTP/HTTPSサービスの監視では、チューニングパラメタにおいて、URL指定でない場合は、ルートページに対し、URL指定の場合は、指定されたURLのページに対しHTTP要求を行います。以下の条件の場合、HTTP/HTTPSサービスが起動中でも“HTTPサービスが停止しました”のイベントが通知されます。

• 認証が必要となるページを指定した場合
• ファイルが存在しないページを指定した場合
• アクセスが許可されていないページを指定した場合

HTTPSサービスの監視を行う場合

HTTPSサービス監視を行う場合、事前にSSLによる暗号化通信が行えるように証明書環境を構築してください。SSLによる証明書環境の構築については、Systemwalkerのホームページの“インターネット適用ガイド BtoB編”を参照してください。

■使用例

監視対象ホストに対し、ポート番号80で動作するHTTPサービスの稼働状態をチェックし、異常発生時、運用管理サーバへイベント通知を行います。

編集内容

[監視間隔(分)]

set ObservationInterval {60}

^[EE]

[二重監視]

set g(Dual) ON

[監視対象サービス]

lappend Parameters \
{hostname, HTTP, 80, 1, 1, http://hostname/test.htm, OFF}