Systemwalker Centric Manager スクリプトガイド - Solaris(TM) Operating Environment - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第3章 サンプルスクリプトのカスタマイズ
上へ3.2 メッセージ監視アクション型スクリプトのカスタマイズ

3.2.3 先頭通知コラレーション

■機能説明

発生した複数のイベントに対し、不要なイベントを破棄します。

■サンプルスクリプトファイル

OS種別

格納場所とファイル名

Windows

Systemwalker Centric Managerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\scTopSendCor.swt

Solaris OE

/etc/opt/FJSVssc/sample/scTopSendCor.swt

Linux

/etc/opt/FJSVssc/sample/scTopSendCor.swt

HP-UX

提供なし

AIX

提供なし

■編集可能な項目

プロシジャ名

プロシジャ名の規約に従い編集します。
必ずプロシジャ名の先頭文字は“Usr”にします。

タイマ値、個数、発行イベントテキスト

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

コラレーションキーの設定

可変情報操作処理の規約に従い編集します。
以下のイベント情報がキーに利用できます。

■注意事項

[EE]
クラスタ運用をしている場

■使用例

◆例1

1分以内に発生した特定のイベント(アプリ名がテキスト中に“AplName=xxxx”の形式で入っている)で同一ノード、同一アプリからのものは10個を1つにまとめて通知します。

編集内容

[プロシジャ名]

set ProcName UsrTopSendCor

[タイマ値]

set Timer 60000

[個数]

set CorNum 10

[発行イベントテキスト]

set OutText {Application error occurred}

[コラレーションキーの設定]

set apl ""
set rc [regexp { AplName=([^ ]*)} $EventText All apl]
set Key "$NodeName−$apl"

◆例2

ある業務アプリは複数サーバと通信をしながら処理をしており、通信を行うプロセスは処理内容ごとに複数実装されています。各プロセスは、必要に応じてそれぞれで通信処理を行っているため通信先サーバでエラーが発生するとエラー発生サーバとの通信に失敗したことを通知する以下のイベントが各プロセスごとに複数通知されます。

プロセス(xxxx)で通信エラーが発生しました。nodename=yyyy
xxxx: 通信エラーを検知したプロセス名
yyyy:エラーの発生した通信先システムのノード名

そこでこのイベントについては、単発で発生した場合は通知を行うが、同一通信先に対するものが30秒間隔以内に複数通知された場合は、プロセス名が異なっていても破棄するようにします。

編集内容

[プロシジャ名]

set ProcName UsrAplEventSup

[タイマ値]

set Timer 3000-

[個数]

set CorNum "-"

[発行イベントテキスト]

set OutText {-}

[コラレーションキーの設定]

regexp {nodeName=([^ ]*)} $EventText All TargetNode
set Key "UsrAplEventSup:$TargetNode"

補足説明

通信先ごとに上記の処理をするために、コラレーションキーにはメッセージテキストから通信先のノード名を切り出し、それを埋め込んでいます。

image

旧バージョンより移行したユーザスクリプトにマイナス記号“-”をつける設定はできません。“-”をつける設定をする場合は、本バージョンのサンプルスクリプトをカスタマイズしてください。

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