Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第2章 監視する

2.8 セキュリティ監視を行う

インターネットサーバ上のWWWサーバへのアクセス状況から、セキュリティ監視を行います。インターネットサーバ上のWWWサーバへのアクセス状況を監視し、次の事象を検出した場合にイベントを通知することができます。

■負荷アタックの監

WWWサーバのログから、ホスト毎のアクセス件数を集計し、アクセス数がしきい値を超えたとき、負荷アタックと判断してイベントが通知されます。通知イベントにより、特定ホストからの負荷アタックがあったことを、早期に認識することができます。

■認証ハックの監

WWWサーバのログから、HTTPステータスコードが401であるログをホスト毎に集計し、アクセス数がしきい値を超えたとき、認証ハックと判断してイベントが通知されます。通知イベントにより、特定ホストからの認証ハックがあったことを、早期に認識することができます。

■不正アクセスの監

WWWサーバのログから、HTTPステータスコードが403であるログをアクセス元ホスト毎に集計し、アクセス数がしきい値を超えたとき、不正アクセスと判断してイベントが通知されます。通知イベントにより、特定ホストからの不正アクセスがあったことを、早期に認識することができます。

しきい値超えが発生すると、以下のメッセージが通知されます。

条件

種別

イベントメッセージ

負荷アタックの検出

警告

AP:MpNsagtMain: WARNING: 18: セキュリティ監視において,WWWサービスへの負荷アタックの可能性があります.(相手ホスト:HHH 監視間隔:III しきい値:LLL 現在値:PPP)

認証ハックの検出

警告

AP:MpNsagtMain: WARNING: 19: セキュリティ監視において,WWWサービスへの認証エラーが発生しています.(相手ホスト:HHH 監視間隔:III しきい値:LLL 現在値:PPP)

不正アクセスの検出

警告

AP:MpNsagtMain: WARNING: 20: セキュリティ監視において,WWWサービスへの不正アクセスが発生しています.(相手ホスト:HHH 監視間隔:III しきい値:LLL 現在値:PPP)

※HHHはWWWサーバへのアクセス元ホスト名、IIIは監視間隔、LLLは閾値、PPPはアクセス数を表します。

※上記のイベントメッセージはWindows版の場合です。Unix版では先頭の“AP”が“UX”となります。

※通知の結果、監視種別はネットサーバとなります。

■手順

  1. Systemwalkerコンソールから、監視対象となる管理サーバのノードアイコンを選択し、[ポリシー]メニューの[ポリシーの定義]−[インターネットサーバ]−[ノード]を選択します。
  2. [インターネットサーバ管理−動作環境設定]画面で監視する項目をチェックし、監視間隔およびイベントを通知するしきい値を設定します。監視項目の初期値は、以下のとおりです。

設定項目

監視間隔(初期値)

しきい値(初期値)

負荷アタックの検出

1分

600回

ユーザ認証ハックの検出

1分

50回

不正アクセスの検出

1分

10回

監視可能なWWWサーバをは以下に示します。


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