Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第2章 監視する
上へ2.7 ロードバランサによって仮想化されたシステムを監視する
上へ2.7.1 仮想ノードの登録
上へ2.7.1.2 仮想ノードの検出 −他のロードバランサの場合−

2.7.1.2.1 仮想ノードを新規に登録する

他のロードバランサおよび一般の業務単位の関連情報を仮想ノードして、監視マップ上に登録する場合の詳細な手順を以下に示します。

■他のロードバランサの登録

ここでは以下の3つのインタフェースで構成されるロードバランサとの場合を例に説明します。

ホスト名

IPアドレス

ネットマスク

Bal

10.30.120.10

255.255.255.0

Bal1

192.168.10.101

255.255.255.0

Bal2

192.168.10.102

255.255.255.0

Bal:代表インタフェース

■フォルダ構成情報の登

サブネットの情報をフォルダ構成情報CSVとして作成します。

例えば、ノード一覧ツリーの表示名が”server”で、ロードバランサが自部門に所属する場合、フォルダ構成情報CSVファイルは以下のように作成します。

"FOLDER","\server\自部門\10.30.120.0",,3,,,,"10.30.120.0","255.255.255.0","public"
"FOLDER","\server\自部門\192.168.10.0",,3,,,,"192.168.10.0","255.255.255.0","public"

フォルダ構成情報CSVファイルを指定して、構成情報入出力コマンドを実行します。

mpcmcsv -m ADD -f <フォルダ構成情報CSVファイル名>

■ノード構成情報の登

ロードバランサのノード情報をノード構成情報CSVファイルとして作成します。今回の例では、以下のように作成します。

"NODE","bal",,,,"SLB",,,,,,,,,,,,,,,1,"bal","10.30.120.10","255.255.255.0",,,,,
"NODE","bal",,,,"SLB",,,,,,,,,,,,,,,,"bal1","192.168.10.101","255.255.255.0",,,,,
"NODE","bal",,,,"SLB",,,,,,,,,,,,,,,,"bal2","192.168.10.102","255.255.255.0",,,,,

ノード構成情報CSVファイルを指定して、構成情報入出力コマンドを実行します。

mpcmcsv -m ADD -f <ノード構成情報CSVファイル名>

これらの操作により、業務管理画面のノード一覧ツリーにロードバランサのノードおよびその所属するセグメントフォルダが登録されます。

構成情報の入出力コマンドの詳細については Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアルを参照してください。

■仮想ノードの登

フォルダ構成情報の登録コマンドおよびノード構成情報の登録コマンドを実行した後、仮想ノードの登録コマンドを実行することで、仮想ノードを含めた監視マップの作成および「仮想ノードの監視」ポリシーによる監視を行うことができるようになります。

ここでは前述のロードバランサに、以下の業務毎の仮想IPと実構成する実サーバが登録されている場合を例に説明します。

仮想ノード

仮想ノード名

仮想IPアドレス

ネットマスク

業務-1

192.168.20.101

255.255.255.0

業務-2

192.168.20.102

255.255.255.0

サーバ

ホスト名

代表IPアドレス

ネットマスク

業務

Host-1

192.168.20.111

255.255.255.0

業務-1

Host-2

192.168.20.112

255.255.255.0

業務-1

Host-3

192.168.20.113

255.255.255.0

業務-1,業務-2

Host-4

192.168.20.114

255.255.255.0

業務-2

Host-5

192.168.20.115

255.255.255.0

業務-2

■仮想ノードと関連情の登録

ロードバランサに登録されている仮想ノードと業務を構成するサーバの情報を仮想ノード構成情報CSVファイルとして作成します。今回の例では、以下のように作成します。

"VIRTUALNODE","192.168.20.101","255.255.255.0","業務-1"
"VIRTUALNODE","192.168.20.102","255.255.255.0","業務-2"
"SLBLINK","192.168.20.101","10.30.120.10"
"SLBLINK","192.168.20.102","10.30.120.10"
"VIRTUALLINK","192.168.20.101","192.168.20.111"
"VIRTUALLINK","192.168.20.101","192.168.20.112"
"VIRTUALLINK","192.168.20.101","192.168.20.113"
"VIRTUALLINK","192.168.20.102","192.168.20.113"
"VIRTUALLINK","192.168.20.102","192.168.20.114"
"VIRTUALLINK","192.168.20.102","192.168.20.115"

仮想ノード構成情報CSVファイルを指定して、仮想ノード登録コマンドを実行します。

mpnmvnc -m ADD -f <仮想ノード構成情報CSVファイル名>

仮想ノードの登録コマンドについては、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。


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