Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第2章 監視する
上へ2.3 ネットワーク構成を管理する
上へ2.3.2 ノードを管理するための設定を行う

2.3.2.8 DHCPクライアントを監視する

DHCPクライアントについて、ノード状態、および、MIB監視を行うことができます。これにより、通常ノードと同様にDHCPクライアントに対する監視ができます。また、DHCPクライアントの接続状況を定期的に監視し、新規追加、IPアドレスの変更、削除、および、未登録ノードからの接続を認識することができます。

■DHCPクライアントを監視するための設定

DHCPクライアントを監視するために、以下のポリシーを設定します。

Systemwalkerコンソールから対象のノード、またはフォルダを選択しポリシーを設定します

設定するポリシー

Systemwalkerコンソールのメニュー

ノード検出

[ポリシー]-[ポリシーの定義]-[ノード]-[ノードの検出]

ノード状態の表示

[ポリシー]-[ポリシーの定義]-[ノード]-[ノード状態の表示]

注意事項/制限事項

ポリシー設定を行ったノードまたはフォルダを削除した場合、同時にポリシーも削除されます。

■DHCPクライアントを監視する

DHCP運用を行うセグメントに対し、定期的にノード検出を行い、DHCPクライアントの接続状況を監視します。DHCPクライアントの接続状態は、イベントによって監視することができます。イベントの通知条件、メッセージ内容、および発生元ノードは以下のとおりです。

条件

種別

メッセージ内容

発生先ノード

ノードが追加された場合

警告

新しいノードが接続しました。(XXX.XXX.XXX.XXX)

追加されたノード

既存ノードのIPアドレスが変更された場合

警告

監視ノードが移動しました。(XXX.XXX.XXX.XXX->YYY.YYY.YYY.YYY)

変更されたノード

ノードが削除された場合

警告

監視ノードを対象から除外しました。(XXX.XXX.XXX.XXX)

運用管理サーバ

未登録のノードが追加された場合(MACアドレスが取得できる場合)

エラー

未登録のノードが接続しました。(XXX.XXX.XXX.XXX)

追加されたノード

未登録のノードが追加された場合(SNMPエージェントが動作しておらずMACアドレスが取得できない場合)

警告

ノードのSNMPエージェントからの応答がありません。(XXX.XXX.XXX.XXX)

対象ノード

※ XXX.XXX.XXX.XXXはIPアドレス

操作手順

  1. Systemwalkerコンソール(編集)で、DHCP運用を行っているセグメントのプロパティを表示し、[ネットワーク]タブからDHCPの範囲を設定します。
  2. DHCP運用を行っているセグメントに対して、[ノード検出]ポリシーを設定します。
  3. DHCP運用を行っているセグメント、または個々のノードに対して、[ノード状態の表示]ポリシーを設定します。
  4. [ポリシー]-[ポリシーの定義]-[ノード]-[DHCPクライアントの監視]を選択し、DHCPクライアント監視のポリシーを設定します。

    [基本]タブ

    DHCPクライアントの監視のイベントの通知を行うかを設定します。初期値では DHCPクライアントの監視のイベントの通知を行いません。

    [対象]タブ

    MACアドレスの入力方法を選択します。画面から参照する場合は“参照設定”ボタンを、ファイルから入力する場合は“ファイル入力”ボタンを、手動で入力する場合は“手動入力ボタン”を押すと、それぞれの定義画面が開きます。

    参照設定

    構成管理DBに登録されている情報を参照して定義します。

    手動入力

    MACアドレスの設定を手動で入力します。

    ファイル入力

    定義ファイルを参照して設定します。

    定義ファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager ファイルリファレンス”の“DHCPクライアント定義ファイル”を参照してください。

注意事項/制限事項


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