Systemwalker Centric Manager 解説書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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クライアントやサーバのハードウェア/ソフトウェア構成情報などのシステム構成情報をインベントリ情報といいます。Systemwalker Centric Managerは、システムの構成情報をインベントリ情報として一元管理します。
インベントリ情報とは
WMI(Windows Management Instrumentation)を使用し、コンピュータのモデル名、シリアル番号など、コンピュータの資産管理に有用な情報が収集できます。収集/一元管理された情報は、資産管理などに利用できます。
インベントリ情報には、以下の情報が含まれます。
インベントリ情報の収集契機
インベントリ情報は、通常スケジュールを設定し、定期的に収集します。クライアント機能をインストールしたPCの場合、システムの起動時に収集することもできます。
ネットワーク上に接続されているサーバやクライアントのハードウェア構成やソフトウェア構成の情報を、インベントリ情報として一元管理し利用することができます。
以下の情報を収集/管理します。それぞれの情報の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
CPU種別、物理メモリ量、ディスク容量などサーバやクライアントのハードウェアに関する情報です。ユーザが資産管理上必要となる任意の情報(資産管理番号、管理者名、管理者連絡先など)をクライアント個々で設定することにより、それらの情報をインベントリ情報として扱うことも可能です。この情報をユーザ情報と呼び、ユーザ情報はクライアントごとに10個まで設定して、ハードウェア情報に含めることができます。
サーバやクライアントにインストールされているソフトウェア製品の製品名、バージョンなど、ソフトウェアに関する情報です。ファイル名、ファイルサイズ、Windows(R)システムのレジストリ情報などを基に、市販されているソフトウェア製品およびユーザ作成の業務アプリケーションを特定し管理することができます。
動作環境設定ファイルなど、サーバやクライアント上のテキストファイルの内容に関する情報です。クライアントのインベントリ情報として管理したい設定情報、業務アプリケーションの設定情報などを、テキスト情報として収集し参照することができます。
インベントリ情報が収集されたノードが監視マップ/リスト上に存在しない場合、自動的に監視マップ/リストへ反映することができます。このとき、サブネットフォルダが存在しない場合は、サブネットフォルダも合わせて作成されます。
クライアントのインベントリ情報の変更履歴を確認することができます。変更履歴を確認することにより、以下の効果を得ることができます。
インベントリ情報を条件にして検索したクライアントのインベントリデータをCSVファイルに出力することができます。出力したCSVファイルは、ユーザの用途に合わせてカスタマイズし、活用することができます。
収集されたインベントリ情報は、以下の用途で活用することができます。
ハードウェア情報・ソフトウェア情報を基に、購入資産の状況を把握することができます。また、収集するインベントリ情報に資産管理に必要となるユーザ固有の情報(資産管理番号、管理者名、管理者連絡先などのユーザ情報)を付加することができます。
クライアントの利用者が個別にインストールしたソフトウェア資産を、システム単位に把握することができます。また、ソフトウェア製品のリモートインストールなどを実施する前に、ディスクの空き容量、搭載メモリ容量など、ソフトウェアのインストールと動作に問題がないかを事前に確認することができます。
新しく購入したソフトウェア製品、およびユーザ固有の業務アプリケーションの導入状況を把握するために、インベントリ情報として収集対象となるソフトウェア情報を特定することができます。ソフトウェア情報の特定は、ソフトウェア辞書をカスタマイズし、その内容を各クライアントに配付することで実現できます。
システム単位に保持する業務アプリケーションおよび環境設定などの任意の情報を、テキスト情報として収集することができます。収集した情報をもとに、各システムの環境およびアプリケーションの状態を確認することができます。
運用管理サーバで、直接、クライアントのインベントリ情報を管理する2階層のシステム構成では、簡易版のインベントリ管理機能を使用することができます。この場合、インベントリ情報は、各クライアントの起動時に運用管理サーバ上に集約され、インベントリデータベースに格納されます。簡易版のインベントリ管理は、差分情報を収集する機能はないため、ネットワーク負荷に注意する必要があります。
[SE]
インベントリデータベースには、標準でデータベース相当の機能が内蔵されています。しかし、システムが比較的大きい場合(接続されるクライアント数が多い場合)や、検索処理などのアクセス性能を重視する場合は、市販のデータベースを使用することも可能です。
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