Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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上へ第5章 業務連携コマンド
上へ5.1 サーバ業務連携コマンド

5.1.4 fprssvr ファイル圧縮/伸長コマンド

■記述形式

fprssvr {/p [/w] | /e} /s:SourceName /d:DestName
    [/rc:nn /ri:nnnn]

■機能説明

サーバ上のローカルファイル(NFS接続したディレクトリを含む)の圧縮および伸長を行います。

■パラメタ

◆/p

ファイルを圧縮します。

◆/w

Windows上で展開できるWindowsプラットフォーム形式で圧縮します。本オプションを指定しない場合は、UNIXプラットフォーム形式で圧縮し、Windows上では伸長できません。

◆/e

ファイルを伸長します。

◆/s:SourceName

圧縮/伸長元ファイルのパス名をローカルパスで指定します。ローカルパスは、ルートディレクトリからの絶対パスで、“/usr/database/database.db”のように指定します。FTPサーバ上のパス指定はできません。圧縮元ファイルの場合は、ワイルドカードも指定できます。

SourceNameは、255文字以内で指定してください。SourceNameに空白文字を含む場合は、ダブルクォーテーション「”」で囲んでください。

◆/d:DestName

圧縮/伸長先のファイルのパス名をローカルパスで指定します。FTPサーバ上のパス指定はできません。伸長先ファイルの場合は、ワイルドカードで指定もできます。

SourceNameは、255文字以内で指定してください。DestNameに空白文字を含む場合は、ダブルクォーテーション「”」で囲んでください。

既に存在するファイル名を指定した場合は、上書きされます。また、/sに指定するファイル名と同じファイル名を指定しないでください。

◆/rc:nn

ファイルの圧縮/伸長でエラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。nnは0〜99の整数で指定してください。それ以外の値を設定すると、エラーになります。省略した場合は、リトライを行いません。

圧縮元ファイル、または伸長先ファイルにワイルドカードが指定された場合、失敗したファイルのみリトライを行います。

◆/ri:nnnn

エラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。nnnnには0〜9999の整数を秒単位で指定してください。それ以外の値を設定すると、エラーになります。省略値は0です。

■コマンド格納場所

業務連携機能(FJSVsnjss)のインストールディレクトリ配下のbinディレクトリ

■記述例

サーバ上のローカルファイル“/database/database.prs”を“/database/copy/*.*”に伸長します。伸長に失敗した場合は、60秒間隔で最大3回リトライします。

fprssvr /e /s:/database/database.prs /d:/database/copy/*.* /rc:3 /ri:60

■処理結果

コマンドの処理が終了すると、終了時の情報を標準出力に出力します。

出力される内容を以下に示します。

[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS
[ファイル圧縮/伸長] 圧縮/伸長元ファイル名 圧縮/伸長先ファイル名 (*)
[リトライ回数] リトライ回数 (*)
[発生したエラー] エラーメッセージ (*)
[処理終了日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS

(*)  :  ワイルドカードが指定された場合、それぞれのファイルについてファイル単位で出力されます。

[発生したエラー]には、正常終了の場合は“なし”が出力されます。強制終了やエラーの場合はメッセージが出力されます。メッセージ内容については、“Systemwalker OperationMGR オンラインヘルプ”を参照してください。

圧縮/伸長処理を行う前にエラーが発生した場合は、以下の形式でメッセージが出力されます。

[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS
[コマンドエラー] エラーメッセージ
[処理終了日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS

メッセージ内容については、“Systemwalker OperationMGR オンラインヘルプ”を参照してください。

■使用上の注意


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