Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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目次
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第4章 ジョブをスケジュールする
4.3 必要に応じて行う設定
4.3.10 メール受信を起動契機とする場合
メール受信を契機に、ジョブネットを起動することができます。
- MS-Mailの場合【Windows】
ジョブネットを起動する場合、“mpwalker”に、以下のメールを送信します。
“msgevent”や“MSG”というキーワードはあらかじめ決められています。メッセージ事象名は、起動したいジョブネットが待ち合わせているメッセージ事象名を指定してください。
件名:msgevent
宛先:mpwalker
内容:MSGメッセージ事象名[:プロジェクト名]
このメールにより、指定したメッセージ事象が発生して、ジョブネットが起動します。新規メールの到着は、10分ごとにチェックされます。
MS-Mailについて
- ジョブスケジューラでMS-Mailを使用する場合、そのマシンではMS-Mailを使用しないでください。MS-Mailを使用した場合、メール送受信用コマンドは機能しません。
- MS-Mailのメール受信を契機にジョブネットを起動する場合は、メール受信用コマンドをスタートアップで起動してください。
- メール受信用コマンドを終了する場合、以下のメールを“mpwalker”に送信します。件名はあらかじめ決められています。メールの内容は、任意の文字列を入力してください。
件名:msgend
宛先:mpwalker
内容:(任意)
- MS-Mailによる受信は、Windows NT(R)のみ可能です。Windows NT(R)以外の場合は、E-mailを使用してください。
- E-Mailの場合
ジョブネットを起動する場合、ジョブスケジューラ専用のユーザに、以下のメールを送信します。“msgevent”というキーワードは、あらかじめ決められています。メッセージ事象名は、起動したいジョブネットが待ち合わせているメッセージ事象名を指定してください。
- 件名:
msgevent:メッセージ事象名[:プロジェクト名]
- 宛先:
[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ−[メール環境]シートで指定した、ジョブスケジューラ専用のユーザ名
- 内容:
(任意)
このメールにより、指定したメッセージ事象が発生し、ジョブネットが起動します。新規メールの到着は、5分ごとにチェックされます。
E-Mailについて
- メールのサブジェクトはデコードされません。そのため、メッセージ事象名およびプロジェクト名には、アルファベットしか指定できません。日本語を使用した場合、メールが到着してもジョブネットは起動できません。
- E-mailを受信すると、メール全体の内容が、インストール先のデータベースディレクトリ配下のmailディレクトリにメッセージ事象名.textファイルとして作成されます。このファイルにはメール全体が格納されます。このファイルが削除されるまで、同じメッセージ事象名のメールは受け付けられません。通常、メールを契機に起動されるジョブネット内で、このファイルを削除する必要があります。
- メールの添付ファイルは、デコードされてインストール先のデータベースディレクトリ配下のmailディレクトリに格納されます。添付ファイルにファイル名が指定されている場合は、その名称になります。ファイル名が指定されていない場合、ファイル名はメッセージ事象名.binaryとなります。ファイルが既存の場合は上書きされます。
- メールの添付ファイルは、MIME形式バージョン1.0の場合、メール本文となります。ただし、マルチ・パートには対応していません。シングル・パートで送信してください。
- 分割メールはサポートしていません。分割されたメールは、それぞれ別々のメールとして扱われます。
- 添付ファイルのデコードは、7-bit、base64、quoted-printable、uuencodeに対応します。
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