Systemwalker Operation Manager 導入手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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上へ付録D 導入環境の変更
上へD.1 スタートアップアカウントの変更【Windows】

D.1.1 スタートアップアカウントのパスワードを変更する

Systemwalker OperationMGRのスタートアップアカウントのパスワードを変更する場合の手順について説明します。Systemwalker OperationMGRの利用者としてスタートアップアカウントを使用している場合は、Systemwalker OperationMGR利用者のパスワード情報も変更します。

ここで対象となるSystemwalker OperationMGRの利用者とは以下を指します。

■操作手順

  1. Systemwalker OperationMGRのサービスを停止する
  2. スタートアップアカウントのパスワードを変更する
  3. Systemwalker OperationMGRのサービスの起動アカウントのパスワードを変更する
  4. Systemwalker OperationMGRのサービスを起動する
  5. (変更が必要な場合のみ)
  6. Systemwalker OperationMGR利用者のパスワード情報を変更する

    1. ジョブ所有者のパスワードを変更する
    2. 業務連携のパスワード管理簿の定義情報を変更する

各操作の内容について、以下に説明します。

1) Systemwalker OperationMGRのサービスを停止する

Systemwalker OperationMGRのサービスをすべて停止します。

Systemwalker OperationMGRのサービスの停止方法については、“Systemwalker OperationMGR 使用手引書”の“Systemwalker OperationMGRサーバの終了【Windows】”を参照してください。なお、[Systemwalker OperationMGR環境設定]ウィンドウの[サービス制御]で、Systemwalker OperationMGRのすべてのサービスを停止することはできません。

2) スタートアップアカウントのパスワードを変更する

OSのユーザパスワード変更機能を使用して、スタートアップアカウントのパスワードを変更します。

3) Systemwalker OperationMGRのサービスの起動アカウントのパスワードを変更する

Windows NT(R)の場合は[コントロールパネル]の[サービス]、Windows(R) 2000 またはWindows Server(TM) 2003の場合は [コントロールパネル]の[管理ツール]−[サービス]を起動し、Systemwalker OperationMGRのサービスについてそれぞれ、以下の確認および変更を行います。

[確認事項]
サービスのログオンアカウントに、スタートアップアカウントが設定されているかどうかを確認します。
スタートアップアカウントが設定されている場合
“パスワード”および“パスワードの確認入力”に変更後のパスワードを入力します。
スタートアップアカウントが設定されていない場合
対処は不要です。

4) Systemwalker OperationMGRのサービスを起動する

1)で停止したSystemwalker OperationMGRのサービスを起動します。

Systemwalker OperationMGRのサービスの起動方法については、“Systemwalker OperationMGR 使用手引書”の“Systemwalker OperationMGRサーバの起動【Windows】”を参照してください。

5) Systemwalker OperationMGR利用者のパスワード情報を情報を変更する

スタートアップアカウントをジョブの所有者として定義していたり、業務連携機能のパスワード管理簿に定義している場合は、それぞれのパスワードの変更が必要です。

OperationMGRを利用しているユーザのパスワードを変更する場合の手順について説明します。

各操作の内容について、以下に説明します。

ジョブ所有者のパスワードを変更する

ジョブ実行制御の定義で、[ジョブを所有者の権限で実行する]を指定しており、スタートアップアカウントを所有者として定義しているジョブが存在する場合、ジョブ所有者のパスワード情報を変更する必要があります。

操作手順

  1. ジョブ実行制御の定義で、[ジョブ所有者の権限で実行する]が有効となっているかどうかを確認します。
  2. 有効となっている場合は、以下の手順2の作業を行ってください。

    確認方法については、“運用情報の定義”を参照してください。

    なお、ジョブ所有者の権限で実行する設定をしていない場合は、ジョブ所有者のパスワードを変更する必要はありません。

  3. ジョブ所有者情報の定義にスタートアップアカウントが登録されているかどうかを確認します。
  4. スタートアップアカウントが登録されている場合は、パスワード情報を変更後のパスワードに設定し直します。ジョブ所有者情報の定義の確認およびパスワードの設定方法については、“ジョブ所有者情報の定義【Windows】”を参照してください。

分散実行機能または旧互換負荷分散機能を使用している場合

分散実行機能または旧互換負荷分散機能を使用している場合は、必要に応じてパスワード情報を変更します。

[ジョブを所有者の権限で実行する]を指定している場合:
ジョブ投入者の権限でジョブが実行されるので、この利用者のパスワードが投入元サーバと実行サーバで一致している必要があります。実行サーバ上のパスワードを変更してください。
[ジョブを所有者の権限で実行する]を指定していない場合:
旧互換負荷分散機能を使用している場合は、当該サーバのジョブ実行制御サービス起動アカウントと、負荷分散先サーバのジョブ実行制御サービス起動アカウントが同じであり、かつ、それらのパスワードが同じである必要があります。負荷分散先サーバのスタートアップアカウントのパスワードを変更してください。

分散実行機能および旧互換負荷分散機能については、“運用情報の定義”を参照してください。

業務連携のパスワード管理簿の定義情報を変更する

業務連携機能を使用しており、業務連携のパスワード管理簿にスタートアップアカウントを定義している場合は、パスワードの定義を変更します。

パスワード管理簿のパスワード情報の変更方法については、“パスワード管理簿の定義”を参照してください。


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