Systemwalker Operation Manager 導入手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第2章 Systemwalker OperationMGRの動作環境を定義する
上へ2.10 Systemwalker CentricMGRと連携する場合の定義

2.10.1 ジョブネットの実行状態を監視する

Systemwalker CentricMGRと連携して、ジョブネットの実行状態を監視する場合の設定方法について説明します。

■ジョブネットの異常終了を監視してジョブネットの再起動/確認により自動的に対処済にさせる場

異常終了したジョブネットの再起動または確認操作を行った場合にも、自動的にSystemwalker CentricMGRに通知し、“対処済”の表示にします。

◆操作手順

  1. Systemwalker OperationMGRサーバがインストールされているマシンに、Systemwalker CentricMGRの以下のいずれかのサーバ機能をインストールします。
  2. [ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウの[イベント出力]シートで、[自動通知/対処をする]チェックボックスを選択します。これでSystemwalker CentricMGRの監視画面への、ジョブネットの異常終了および再起動/確認操作の通知が自動的に行われるようになります。
  3. ジョブスケジューラサービス/デーモンを再起動します。

■イベントログ/SYSLOGに出力される実行履歴を利用して監視する場

異常終了と再起動以外の実行状態も、イベントログ/SYSLOGに出力される実行履歴を利用して監視します。

なお、この監視方法では、異常終了したジョブネットを再起動しても自動的に対処済にはなりません。

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SYSLOGへの日本語出力をサポートしていない環境で、SYSLOGに日本語メッセージを出力した場合、Systemwalker CentricMGRで正しく監視することができません。このため、SYSLOGへの日本語出力をサポートしていない環境でSystemwalker CentricMGRによる監視を行う場合は、プロジェクト名/ジョブネット名/ジョブネット名称に日本語を使用しないでください。
なお、SYSLOGへの日本語出力をサポートしていない環境は以下のとおりです。

◆操作手順

  1. Systemwalker OperationMGRサーバがインストールされているマシンに、Systemwalker CentricMGRの以下のいずれかのサーバ機能をインストールします。
  2. [ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウの[イベント出力]シートで、監視対象としたいジョブネットの実行状態を選択します。ここで選択された実行状態の履歴がイベントログに出力されるようになります。
  3. ジョブスケジューラサービスを再起動します。
  4. サーバ機能のインストールされたSystemwalker CentricMGRを、Systemwalker CentricMGRの運用管理サーバから監視できるように、Systemwalker CentricMGR側で定義します。
  5. 【Windows】

    通常は、Systemwalker CentricMGRではエラーレベルまたは警告レベルのイベントログメッセージだけを監視します。ジョブネットの開始(情報レベル)など、警告レベルまたはエラーレベル以外のイベントログメッセージを監視する場合は、これらのイベントログメッセージを監視するように定義を変更します。これで、イベントログに出力された実行履歴が監視画面に表示されるようになります。

    【UNIX】

    通常は、Systemwalker CentricMGRではERRORレベルまたはWARNINGレベル以上のSYSLOGメッセージだけを監視します。ジョブネットの開始(INFOレベル)など、WARNINGレベルまたはERRORレベル以外のSYSLOGメッセージを監視する場合は、これらのSYSLOGメッセージを監視するように定義を変更します。これで、SYSLOGに出力された実行履歴が監視画面に表示されるようになります。

    定義方法については、“Systemwalker CentricMGR 導入手引書”を参照してください。


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