Systemwalker OperationMGR 導入手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000 -
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上へ第4章 トラブルに対処する

4.1 プロセス異常時に対処する

プロセス監視機能によって、プロセスの異常が検出された場合の対処方法について説明します。

Systemwalker OperationMGR自身のプロセスで正常に動作していないものがあった場合、アプリケーションログ/システムログに以下のメッセージが出力されます。

【Windows】

MpPmon[xxxx]:yyyyyyy: Systemwalker OperationMGR のプロセス(プロセス名)が正常に動作しているか確認してください。

【UNIX】

UX : mppmon [xxxxx] ERROR : yyyyyyy : Systemwalker OperationMGR のプロセス(プロセス名)が正常に動作しているか確認してください。

このメッセージが表示された場合は、以下の対処方法にしたがって対処してください。

■対処方法

  1. 保守情報の収集

  2. 原因特定を確実にするために、保守情報収集ツール/コマンドで資料を採取してください。保守情報収集ツール/コマンドについては、“保守情報を収集する”を参照してください。

  3. プロセス動作状況の確認

  4. プロセス監視機能によって異常が通知された場合、プロセスの稼働状態を確認して、異常が発生したプロセスを特定する必要があります。

    Systemwalker OperationMGRのプロセスの稼働状態を確認するには、システム管理者/スーパ・ユーザ権限で、以下のコマンドを実行してください。

    コマンドの出力結果から、異常プロセスを特定します。コマンドの復帰値や出力結果などについては、“Systemwalker OperationMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

  5. 異常発生機能の復旧

  6. 異常プロセスに関連するプロセスを終了させてから、対象サービス/デーモンを再起動させます。具体的には、Windows版とUNIX版でそれぞれ以下の作業を行います。

    【Windows】

    1. 関連プロセスの終了

    2. 異常プロセスを表の左欄から確認し、右欄に自身以外で関連するプロセスがあれば、Windows標準の[Windows タスクマネージャ]で確認して、“プロセスの終了”で終了させます。

    3. サービスの再起動

    4. 異常プロセスのサービス名を表の中央欄より確認して、[コントロールパネル]の[サービス]で“開始”させてください。

      異常プロセス名

      サービス名

      機能名

      関連する
      プロセス名

      f3crssvr.exe

      Systemwalker ACL Manager

      ACLマネージャ

       

      f3crhcs1.exe
      f3crhcs2.exe

      Systemwalker MpJmCal

      カレンダ

      f3crhcs1.exe
      f3crhcs2.exe
      f3crhcs3.exe

      f3crhxs2.exe

      Systemwalker MpAosfX

      自動運用支援
      (アクション実行)

       

      f3crhsv2.exe

      Systemwalker MpAosfP

      自動運用支援
      (電源制御、サービス・アプリケーション起動)

       

      f3crhesv.exe
      f3crhdsv.exe
      f3crhxsv.exe

      Systemwalker MpAosfB

      自動運用支援
      (イベント監視、アクション管理)

       

      mpjmsrv.exe
      jmnetsv.exe

      Systemwalker MpJmSrv

      Systemwalker OperationMGR基盤

      mpjmsrv.exe
      jmnetsv.exe
      omcgisv.exe

      CNSSVENG.exe

      Systemwalker MpNjsosv

      業務連携

       

      mjssvc.exe
      mjsoba.exe

      Systemwalker MpMjes

      ジョブ実行制御

      mjssvc.exe
      mjscnsl.exe
      mjsnetsv.exe
      mjnetcln.exe

      tskmnsrv.exe

      Systemwalker MpJobsch

      ジョブスケジューラ

       

      jpssvc.exe

      Systemwalker MpJpssv

      ジョブ出力制御

      jpssvc.exe
      f3csjoba.exe

    【UNIX】

    1. 関連プロセスの終了

    2. 異常プロセスを表の左欄から確認し、右欄に自身以外で関連するプロセスがあれば、psコマンドで確認後、killコマンドで終了させます。

    3. デーモンの再起動

    4. 表の中央欄より対象となる機能名を確認して、起動コマンドを実行します。

      異常プロセス名

      機能名

      起動コマンド

      関連する
      プロセス名

      MpFwsec

      ACLマネージャ

      /opt/systemwalker/bin/rc.mpfwsec start

       

      f3crhcs2

      カレンダ/電源制御

      /bin/sh /opt/FJSVjmcal/bin/S99JMCAL

       

      mpjmsrv
      jmnetsv

      Systemwalker OperationMGR基盤

      /bin/sh /opt/FJSVJMCMN/etc/rc3.d/S99JMCMN

      mpjmsrv
      jmnetsv
      omcgisv

      mjsdaemon
      mjsnetsv

      ジョブ実行制御

      /bin/sh /etc/opt/FJSVMJS/etc/rc3.d/S99MJS

      mjsdaemon
      mjscnsl
      mjsnetsv
      mjnetcln

      tskmnsrv

      ジョブスケジューラ

      /bin/sh /opt/FJSVJOBSC/etc/rc3.d/S99JOBSCH

       

  7. プロセス異常原因の確認

  8. 問題が発生した原因を確認します。原因が特定できない場合は、調査前に収集した保守情報を富士通技術員へ送付してください。


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