Systemwalker CentricMGR 解説書 - Solaris(TM) Operating Environment - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第2章 機能の説明
上へ2.6 評価
上へ2.6.1 サービスレベルを評価する

2.6.1.1 ネットワークを評価する

サーバ、ネットワーク機器、RMONなどから収集/蓄積されたネットワークの性能情報およびMIB情報を元に、ネットワークの分析/評価を行うことができます。

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Linux版Systemwalker CentricMGR使用時の注意

LinuxのSNMPエージェンが、ネットワーク性能監視機能で必要なMIBをサポートしていないため、Linuxを監視することはできません。そのため、Linuxのネットワーク性能情報を、レポーティング機能を使用してグラフ作成することはできません。

■ネットワークの性を分析する

サーバやネットワーク機器から収集された性能情報は、運用管理サーバ上で形式化され、目的にあわせて使用できます。形式化された性能情報の利用方法を以下に示します。

収集する項目を表に示します。



トラフィック情報

受信バイト数

送信バイト数

回線使用率

受信パケット数

送信パケット数

破棄パケット率

エラーパケット率

トラフィック情報(RMONの場合)

セグメントバイト数

セグメントパケット数

セグメントブロードキャストパケット数

セグメントマルチキャストパケット数

セグメント使用率

セグメントコリジョン発生率

注) サーバの性能情報(基本情報のみ)も同様に収集されます。サーバの性能情報については“システムを評価する”を参照してください。

◆レポーティン

ネットワークの性能の分析は、性能監視で収集した情報を、レポーティング機能によりグラフ表示することで分析ができます。グラフは、収集したネットワークのトラフィック情報をCSVファイルに出力し表示します。出力結果をカスタマイズして、ネットワーク負荷の傾向分析や、週報や月報の作成にも利用できます。

性能監視のCSVファイルへ出力される性能項目の詳細は、“Systemwalker CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

以下は、グラフの表示例です。

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Systemwalker PerfMGRとの連

Systemwalker PerfMGRと連携することにより、蓄積されたネットワークのトラフィック情報を、分析の目的に応じた任意のグラフで表示することができます。Systemwalker PerfMGRの性能データベース(PDB)に格納されたトラフィック情報から、グラフを生成/表示できます。
Systemwalker PerfMGRとについては、Systemwalker PerfMGRのマニュアルを参照してください。

■MIB情報を分する

MIB取得機能で取得したMIBログをレポーティング機能でグラフ化することで、任意のMIB情報を分析することができます。

たとえば、以下の分析を行うことができます。

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Linux版Systemwalker CentricMGR使用時の注意

LinuxではMIBがサポートされないため、MIBを使用した性能監視はできません。基本項目だけデータ収集できます。

◆レポーティン

監視対象のMIBを取得し、取得したMIBログをレポーティング機能によりグラフ表することで、MIB情報を分析することができます。ユーザ要件にマッチする任意のMIB情報や、機器固有の拡張MIBの統計レポートを扱うことができます。したがって、Interstage業務アプリケーションの性能やOracle/SQLサーバの性能情報など、SNMPを使用して収集した情報は、レポーティングすることができます。

収集したMIB情報をCSVファイルに出力し、レポートを出力します。出力結果をカスタマイズすることで、週報や月報を作成できます。

以下は週報の出力例です。

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