Systemwalker CentricMGR 解説書 - Solaris(TM) Operating Environment - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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Systemwalker CentricMGRの管理単位である管理ドメインおよびサブドメインを考慮した、基本的なシステムの構成例を以下に示します。
部門管理サーバを設置せず、運用管理サーバだけで監視対象の部門内のノードを直接監視します。この形態は、LAN環境で、かつ、管理対象が少ない場合に適用できます。
WANを経由した監視対象部門も管理することが可能ですが、この場合、監視のために発生するトラフィックを軽減するために、ノード状態を監視するためのポーリング回数を減らしたり、運用管理サーバに通知するイベントを絞り込むなどの工夫を施す必要があります。
部門内に監視対象ノードが多く、ネットワークのトラフィックを削減したい場合には、部門管理サーバを設置することをお勧めします。
次の"運用管理サーバで対象部門を直接監視する場合の構成例"の図に、運用管理サーバで対象部門を直接監視する場合の構成例を示します。
部門管理サーバを設置し、運用管理サーバから部門管理サーバを経由して、監視対象部門内のノードを監視します。
以下のような場合にお勧めする構成です。
部門管理サーバを設置することで、運用管理サーバと監視対象の部門間で発生する監視のためのトラフィックの削減、および運用管理サーバの負荷を分散することができます。
部門管理サーバを設置することで、以下を監視するために発生するトラフィックを削減できます。
- トラップの監視
- MIB監視
- ノードの状態の表示(ノード状態の表示)
- ノードの状態変化の監視(ノード状態の監視)
- 性能監視
各機能は、"ネットワーク/システムの監視"を参照してください。
LAN-WAN-LAN環境で監視する場合でも、監視対象部門内に監視対象ノードが少なく、トラフィック量を削減する必要がない場合や、上記機能を使用しない場合は部門管理サーバを設置する必要はありません。
部門内の業務サーバで発生したイベントを、部門管理サーバを経由して運用管理サーバに通知することができます。
このような運用では、運用管理サーバの移設などによりイベントの通知先を変更する時に、部門内の業務サーバの台数が多い場合でも、部門管理サーバの定義を変更するだけで運用が可能になります。しかし、部門管理サーバがなんらかの原因でダウンした場合、部門内のイベントが運用管理サーバに通知されなくなりますので、注意が必要です。
次の"部門管理サーバを設置して管理する場合の構成"の図に、部門管理サーバを設置して管理する場合の構成例を示します。
ソフトウェア資源を部門内のサーバやクライアントへ配付する構成は、監視する構成と別の構成にすることが可能です。管理対象の地区の数やサーバ、クライアントの数により、ネットワークやサーバへの負荷削減を考慮してさまざまな構成をとることができます。ソフトウェア資源を配付する機能については、"資源の配付"を参照してください。
次の"ソフトウェア資源を配付する場合の構成例"の図にソフトウェア資源を配付する場合の構成例を示します。
部門管理サーバまたは業務サーバを、ソフトウェア資源を中継して配付する中継サーバとして利用できます。ソフトウェア資源を配付する場合、部門管理サーバと業務サーバの機能は同じです。
また、配付先の部門数が多い場合に、運用管理サーバにかかる負荷を分散することも可能です。
次ぎの"資源の配付先の部門数が多い場合の構成例"の図に、資源の配付先の部門数が多い場合の構成例を示します。
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