Systemwalker CentricMGR 解説書 - Solaris(TM) Operating Environment - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第1章 概要

1.3 管理形態

Systemwalker CentricMGRは、通信負荷を軽減し、システムを効率的に管理するため階層構造を構築して管理します。

Systemwalker CentricMGRでは、インストール時に次の6種類のインストール種からコンピュータにインストールする種別を選択します。インストール種別により、階層構造での位置や役割が異なります。それぞれのサーバおよびクライアントの役割を説明します。

■運用管理サー

集中管理を行うためのサーバです。システムから収集した情報は、運用管理サーバ上で管理します。管理者は、運用管理サーバに接続したコンソール(運用管理クライアント)から監視、操作などを行います。

Windows版Systemwalker CentricMGRの場合は、運用管理サーバに運用管理クライアントも同時にインストールされます。そのため直接運用管理サーバで監視、操作などを行うことができます。

■部門管理サー

システム全体で管理対象のノードが多い場合や地域的に離れている場合などは、負荷分散のために部門管理サーバを設置します。

部門内の管理を行うためのサーバで、以下の役割を持ちます。

部門管理サーバは管理するだけでなく、業務サーバと同様に被管理対象となります。

■業務サー

被管理対象となるサーバです。運用管理サーバまたは部門管理サーバから管理されます。管理されるだけでなく、資源の配付、イベント通知、情報集中のための中継としての役割も果たします。

■ヘルプデスクサー

トラブルの情報(対処方法、対処履歴など)を登録したデータベースを配置するサーバです。通常は運用管理サーバと兼用することを推奨しますが、別のサーバに配置することもできます。

■運用管理クライアン

運用管理サーバに接続して管理するためのコンソールです。管理者は、運用管理クライアントから監視、操作を行います。

■クライアン

被管理のクライアントPCです。

以下に、管理形態のモデルを示します。

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運用管理クライアントについて

運用管理クライアントは、Windows NT(R)/Windows(R) 2000などのPCに作成します。UNIX版Systemwalker CentricMGRの運用管理サーバを使用する場合、必ず1台以上のPCを運用管理クライアントとして用意してください。Windows版Systemwalker CentricMGRの場合は、運用管理サーバで兼務することができます。
1台の運用管理サーバに同時に接続可能な運用管理クライアントは、以下の台数までです。

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