Systemwalker CentricMGR 他社データベースの利用ガイド - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第1章 ヘルプデスクデータベース
上へ1.2 データベースの設定

1.2.1 SQL Server 6.5の設定

SQL Server 6.5の設定は、以下の手順で行います。

  1. Windows(R)ユーザの登録
  2. SQL Server 6.5のインストール
  3. データベースの構築

“データベースの構築”の作業はISQL/wをユーザ名“sa”で起動してコマンドまたはスクリプトを実行します。なお、Microsoft SQL Enterprise Managerを使用して作成することもできます。

■Windows(R)ユーザの登

運用管理サーバとは別のサーバにデータベースを作成する場合は、データベースを作成するWindows(R)システムに運用管理サーバのインストール時に指定したユーザ名およびパスワードでユーザを登録してください。

■SQL Server 6.5のインストー

SQL Server 6.5をインストールします。インストールについては、SQL Serverのマニュアルを参照してください。

SQL Serverのセットアップで指定するオプションは、以下を指定してください。なお、ログインセキュリティモードは、最初に標準モードで設定した後、必要に応じて統合モードや混合モードへと変更してください。

文字セット : 日本語

ソート順 : バイナリ

ログインセキュリティモード : 標準(統合・混合)

◆ログインセキュリティモードをWindows NT(R)統合で運用する場

Windows NT(R)統合とアカウント連携する場合、以下の手順で行ってください。

  1. ログインセキュリティモードを「Windows NT(R)統合」に設定します。
  2. ドメインの信頼関係を確立します。

    SQL Serverと運用管理サーバまたはヘルプデスク担当者のドメインが異なる場合や、ヘルプデスク担当者が複数のドメインに分散している場合にドメインの信頼関係を設定します。

    image

    以降、上図を例として設定方法を説明します。ドメインユーザマネージャの使用方法については、ドメインユーザマネージャのオンラインヘルプを参照してください。

  3. ドメインAにヘルプデスク担当者をメンバとするローカルグループを作成します。

    ドメインAのドメインコントローラでドメインユーザマネージャを起動して、ローカルグループ“SQLUsers”を作成します。グループ“SQLUsers”には、Systemwalkerコンソールを起動するログオンユーザとドメインA、ドメインB、ドメインCのヘルプデスク機能を利用するユーザを登録します。

  4. SQL Serverにヘルプデスクデータベースを構築します。詳細については、“データベースの構築”を参照してください。
  5. SQL ServerのログインIDを登録します。
  6. Windows NT(R)ユーザ名とSQL ServerログインIDを対応させます。

    SQL Security Managerを起動し、[3]で登録したローカルグループ“SQLUsers”を“ユーザ特権”として登録します。SQL Security Managerの使用方法については、SQL Serverのマニュアルおよびオンラインヘルプを参照してください。

■データベースの構

ヘルプデスクが使用するデータベースを構築します。

なお、すでにMpWalker/DM V1.0、V1.1またはV2.0を導入している場合は、データベースを移行して使うことができます。また、すでにMpWalker/DM V3.0、SystemWalker/CentricMGR V4.0または SystemWalker/CentricMGR V5.0を導入している場合は、データベースの移行は不要です。

データベースの構築は以下の手順で作業します。なお、ここで説明するスクリプトは以下のディレクトリに格納されています。

Systemwalker CentricMGRインストールディレクトリ\mpwalker.dm\Mphlpdsv\SQL


  1. デバイス番号を決定します。

    未使用なデバイス番号のうちの1つをヘルプデスク用データベースに割り当てます。

    まず、未使用のデバイス番号を求めるために、以下のコマンドを実行します。このデータベース作成スクリプト-1に示すコマンドは “CRE_DB1.SQL”に格納されているので、このファイルを実行します。これによって項目“device_number”に、使用中の番号が表示されます。したがって、それ以外の番号をヘルプデスク用に決定します。番号は1以上255以下で指定してください。

    [データベース作成スクリプト‐1]

    EXEC sp_helpdevice

  2. データベース領域を見積もります。

    データベース容量の見積もりについては、“データベース容量の見積もり”を参照してください。

  3. データベースの領域を獲得します。

    以下に示すデータベース作成スクリプト-2が“CRE_DB2.SQL”に用意されています。運用方法に応じて、下線で示した4箇所を変更して実行します。

    image

    PHYSNAME:
    任意のファイル名を指定します。ディレクトリ配下に作成する場合は、事前にディレクトリを作成しておく必要があります。
    VDEVNO:
    [1]で決定したdevice_numberを指定します。
    SIZE:
    データベースのブロック数を指定します。単位は2KB単位です。次に説明するhd_deviceの値から算出します。
    hd_device:
    データベースの大きさを指定します。単位はMBです。
  4. ヘルプデスク用データベースを作成します。

    テーブル作成スクリプト“MK_TBL.SQL”を実行します。これにより、初期操作用のヘルプデスク担当者として以下の名前が設定されます。

     

    ユーザID

    パスワード

    ユーザ名

    グループ名

    ヘルプデスク担当者

    hd_user

    hduser

    HelpDesk_USER

    hd_operator

    このユーザIDとパスワードを[ヘルプデスククライアント設定]ダイアログボックスの[データベースログインID]と[データベースログインパスワード]に設定してください。


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