SystemWalker/CentricMGR リファレンスマニュアル - Solaris版 -
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3.3 ネットワークMIB

MIB-IIの中から、ネットワークの構成管理・性能管理・障害管理に特に有効な管理項目をグループ別に説明します。これらの項目を監視・解析することにより、ネットワークの構成を把握したり、キャパシティプランニングに役立てたり、異常の兆候をとらえて事前に回避させたりすることができます。

MIBオブジェクトを参照する際に、オブジェクトタイプとオブジェクトインスタンスという概念が重要となります。前者は管理対象の一般的な項目を、後者は現実のネットワーク上の実体を意味します。たとえば、「インタフェースの受信量」は、オブジェクトタイプであり、具体的に「ある装置の2番目のインタフェースの受信量」は、オブジェクトインスタンスです。

MIBには、テーブル型の管理項目と単純型の管理項目とがあります。テーブル型のオブジェクトインスタンスは、そのテーブルのインスタンス番によって特定することができます。単純型のオブジェクトインスタンスは、被管理ノード上に一つしか存在しない管理項目なので、インスタンス番号0で一意に特定できます。以下に説明する表中のMIBオブジェクトの先頭に○のついている項目は、テーブル型のオブジェクトです。MIB値の採取の際にはインスタンス番号を意識する必要があるので注意してください。

監視対象のノードによっては、サポートされていないMIBもありますので、実際に獲得して正しい値が応答されることを確認してください。


下へ3.3.1 Systemグループ
下へ3.3.2 Interfacesグループ
下へ3.3.3 IPグループ
下へ3.3.4 ICMPグループ
下へ3.3.5 TCPグループ
下へ3.3.6 UDPグループ

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