Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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MIB監視の設定は、トラフィックやノードの状態に関するMIBの値を、一定時間間隔または指定時刻に監視し、ノードの異常を検出する場合に設定します。しきい値条件を設定し、しきい値条件を満たしたときに、SNMPトラップを通知することもできます。MIB監視の設定では、以下の項目を設定します。
設定する項目 |
意 味 |
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MIB監視 |
フォルダまたはノードに対して、MIB監視の対象にするかどうかを設定します。 |
|
MIBしきい値 |
対象MIB |
しきい値に対するMIB名またはインスタンスを設定します。 |
ポーリング |
ポーリング間隔設定します。 1〜999分の間隔で指定します(初期値: 10分) |
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しきい値条件 |
しきい値 |
MIBしきい値および条件を設定します。 |
トラップ |
トラップ通知の条件を設定します。 |
ポーリング間隔
ポーリング間隔とは、監視処理が終了してから次に監視処理を行うまでの時間の間隔であり、監視開始時刻の間隔ではありません。
→[MIB監視]ダイアログボックスが表示されます。
監視対象MIBには、操作対象で監視中のMIBしきい値が表示されます。
ダイアログボックスの詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
MIB監視のポリシーは、以下の単位で設定できます。
設定したポリシーは、以下のように扱われます。
部門管理サーバを再起動(IPL)したのと同じ状態になるため注意してください。例を以下に示します。
# /etc/init.d/snmpd restart
[影響のある機能一覧]
【ipchainsコマンドの場合】
$ /sbin/ipchains -L
$ /sbin/ipchains -I input -p udp -d 0.0.0.0/0 161 -j ACCEPT
【iptablesコマンドの場合】
$ /sbin/iptables -L
$ /sbin/iptables -A INPUT -p udp -d 0.0.0.0/0 --dport 161 -j ACCEPT
実際には必要最低限のマシンから要求を受け付けるなど、必ずセキュリティを考慮して設定してください。詳細については“man ipchains”または“man iptables”を参照してください。
MIB監視時に監視対象ノードがSNMP要求に対し応答を返さなかった場合は、MIB監視ログに、何も出力されません。
MIBしきい値の条件(しきい値、トラップ)およびポーリング間隔の設定方法を説明します。
ダイアログボックスの詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
トラップの通知を受けると、以下のメッセージが監視イベント一覧に出力されます。
トラップ通知 |
メッセージ |
トラップのEnterpriseを省略値から変更した場合 |
“ネットワークで事象が発生しました.” |
VarBind情報を設定した場合 |
“MIB監視事象が発生しました.(MIB名:***,値:***)” |
なお、1番目に設定したVarBind情報のうち、VarBindNameがMIB名として、VarBindValueが値として出力されます。
しきい値条件を満たしてもSNMPトラップが通知されない
SNMPトラップが通知される条件は以下のとおりです。
たとえば、MIBしきい値条件を以下のように設定する
しきい条件を満たす場合、しきい値のリセット条件も満たしてしまうため、トラップ通知をすることができません。
MIB情報を取得する際に用いるコミュニティ名は、各ノードのノードプロパティのネットワークタブ内のRコミュニティ名を用います。
[ポーリング間隔指定]を選択してポリシーを設定した場合、最初にポリシー設定を適用した時点、または、動作時間帯の開始時刻に必ず最初のポーリングが行われます。それ以降のポーリングは、監視処理が終了してから[ポーリング間隔指定]にて指定された時間が経過するごとに行われます。また、動作時間帯の終了時刻以前に処理を開始すると、終了時刻を過ぎても、処理が終了するまで実行されます。
[ポーリング間隔]の設定を変更した場合、監視スケジュールが変更されます。
[ポーリング間隔]以外の設定を変更した場合は、監視スケジュールは変更されません。
例1)
→0:30ではなく、0:21に監視が行われます。
例2)
→0:50ではなく、0:30に監視が行われます。
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