Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 -
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第5章 運用管理クライアント・クライアントの環境構築
5.10 利用機能により必要な環境設定
5.10.4 IDカードセキュリティ機能を利用する場合の環境設定
[EE]
5.10.4.1 カードセキュリティで使用するICカードの作成
ICカードを使用した運用をする場合、必ず“idicdataコマンド”を使用し、カードセキュリティで使用できる形式のICカードを作成します。
本作業を行えるのは、ICカード管理者だけです。
ICカードを利用するためには、ICカードリーダに付属しているSMARTACCESS/BASE V2.0L40Aのインストールが必要です。インストールについては、SMARTACCESS/BASE V2.0L40Aのreadmeを参照してください。
ICカードの管理者/ユーザのパスワード(PIN)の初期値/変更方法については、SMARTACCESS/BASEの説明書を参照してください。
以下に手順を示します。
- idicdataコマンドを実行します。
コマンド格納場所
<CD-ROMドライブ>\tool\idicdata
または
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpidcagt\bin |
→[IDカードセキュリティ設定[管理者ログイン]]ダイアログボックスが表示されます。

- 管理者用のパスワード(PIN)を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→[ICカードデータ作成]ダイアログボックスが表示されます。

カードデータの指定には、以下の注意があります。
- カードデータ長は69バイト以内です。
- カードデータに使用できる文字は、“a-z”“A-Z”“0-9”の62種類です。
- 以下の操作でICカードデータの読み込み/書き込みができます。
- 読み込み
- [パスワード]にICカードのユーザのパスワードを入力します。
- [読み込み]ボタンをクリックします。
- 書き込み
- [パスワード]にICカードのユーザのパスワードを入力します。
- [ICカードデータ]にデータとして入力する69バイト以内の英数字を入力します。
- [書き込み]ボタンをクリックします。
ICカード運用時の注意事項
- ICカードの失効(ロック)を解除するには、SMARTACCESS/BASEを使用します。詳細は、SMARTACCESS/BASE V2.0L40の説明書を参照してください。
- IDカードセキュリティでは、SMARTACCESS/BASEのログオン情報カタログのアプリケーション名として、“syswiccard”、ID番号として“24572”を使用します。このため、他のICカードアプリケーションでアプリケーション名“syswiccard”、ID番号“24572”を使用することはできません。
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