Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド - UNIX共通 -
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第3章 部門管理サーバ・業務サーバのバージョンアップ

3.1 バージョンアップ手順

■同一コンピュータでバージョンアップする場合

バージョンアップ前の運用環境に対して、本製品をインストール(アップグレードインストール)することにより、自動的にバージョンアップを行うことができます。

なお、同一コンピュータでバージョンアップする場合でも、そのシステムの/var/opt/に十分な空き領域がない場合、正常に移行できない場合があります。そのような場合は、別のコンピュータにバージョンアップする場合と同じ手順で移行作業を行ってください。

以下に、部門管理サーバ・業務サーバのバージョンアップ作業手順を示します。

              *:(IPアドレス/ホスト名を変更する場合)

1 バージョンアップ
 ・Systemwalker Centric Managerの停止 *
 ・ノード情報の変更 *
 ・OS側のIPアドレスの変更/ホスト名の変更 *
 ・hostsファイルまたはDNSの変更 *
 ・ユーザ情報の確認
 ・インストール(アップグレードインストール)
 ・システムの再起動
 ・各種サービスの起動

2 運用管理サーバの作業
 ・構成情報の一括配付(部門管理サーバ/業務サーバ)
 ・ネットワーク管理のポリシーを一括配付(部門サーバ)

3 利用機能別に必要な作業
 ・
アプリケーション管理によりワークユニットの監視を行っている場合
 ・共通ツールの機能をカスタマイズしている場合
 ・IPアドレス、ホスト名変更を行っている場合

■別のコンピュータへバージョンアップする場合

移行元のコンピュータで退避した移行データを移行先のコンピュータに配置し、移行先のコンピュータで本製品のインストールと環境構築を行った後、移行データを復元するという手順になります。

以下に、部門管理サーバ・業務サーバのバージョンアップ作業手順を示します。

              *:(IPアドレス/ホスト名を変更する場合)

1 バージョンアップ
 ・Systemwalker Centric Managerの停止
 ・運用環境の退避
 ・ノード情報の変更 *
 ・OS側のIPアドレス/ホスト名の設定(移行先コンピュータ) *
 ・hostsファイルまたはDNSの変更 *
 ・移行元で退避したユーザ資産の配置
 ・ユーザ情報の確認
 ・インストール
 ・システムの再起動
 ・運用環境の復元
 ・各種サービスの起動

2 運用管理サーバの作業

 ・構成情報の一括配付(部門管理サーバ/業務サーバ)
 ・ネットワーク管理のポリシーを一括配付(部門サーバ)

3 利用機能別に必要な作業 ・アプリケーション管理によりワークユニットの監視を行っている場合
 ・共通ツールの機能をカスタマイズしている場合
 ・IPアドレス、ホスト名変更を行っている場合


データの移行が不要な場合

データの移行が不要な場合は、旧バージョンをアンインストールしてからインストールを実施してください。

アンインストール方法の詳細は、それぞれのバージョンのマニュアルを参照してください。


下へ3.1.1 バージョンアップ

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