Systemwalker Centric Manager APIガイド - UNIX共通 -
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目次
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2.5 返答メッセージのAPI
メッセージ返答要求・返答機能のAPIについて説明します。
このAPIは、サーバプログラムからの返答要求メッセージをコンソールに表示してオペレータに返答を要求し、オペレータから返答された場合、返答内容をもって復帰するAPIです。
■メッセージ返答要求・返答機能のAPI一覧
関数名 |
機能概要 |
ORMMessage |
運用管理サーバにメッセージの通知のみを行います。ORMRequest()APIによる返答要求メッセージの前後に、関連メッセージを通知する場合に使用します。 |
ORMRequest |
任意の文字列を返答結果とする返答要求メッセージを運用管理サーバに通知します。 |
■動作環境
本APIは、以下のインストール種別で動作します。
■注意事項
- ORMRequest()関数により、同時に発行できる返答要求の数は100までです。
- LIBファイル、およびINCLUDEファイルは、同じバージョン、レベルで提供されたものを使用してください。
- ORMMessae()関数により通知されるメッセージのエラー種別は、情報となります。そのため、監視イベント一覧画面には、メッセージは表示されません。メッセージ一覧画面に表示されます。
- 上位システムがV12.0より古いSystemwalkerがインストールされている場合、またはSolaris OE版/Linux版でない場合は、ORMRequest()関数により発行した返答要求メッセージは、一般メッセージとして通知されます。
この場合、メッセージ発行元システムに対して、ORMResponse(返答通知コマンド)を使用して返答を実施してください。
- 上位システムが停止していた場合、通信環境定義の保存データ数で指定する未送信データ保存数に従い保存されます。定義された保存データ数を超えるデータが発生した場合、ORMRequest()関数により発行された返答要求メッセージおよび返答完了通知が優先して保存されます。
■必要ファイル
上記返答メッセージAPIを使用するには、以下のファイルが必要となります。
返答メッセージのAPIは、LIBファイルに格納し、各APIで使用する定数、および構造体はINCLUDEファイルに宣言しています。
- /usr/lib/libORMessage.so
- /usr/include/ORMessage.h
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