Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.139 opamsgcsv(メッセージログCSV出力コマンド)

■機能説明

本コマンドは、過去のメッセージを、日時、ホスト名、文字列によって検索し、CSV形式で出力します。

■記述形式

opamsgcsv

[-o filename] [-n hostname] [-s starttime] [-e endtime] [-a] [-l itemname1 itemname2 …] [-lf filename] [--] [condition1 condition2 …]

■オプション

-o filename:
検索結果を出力するファイル名を指定します。省略した場合、標準出力に出力します。
-n hostname:
検索対象とするホスト名を指定します。省略した場合、すべてのシステムを対象に検索します。
-s starttime:
検索を開始する日時を指定します。省略した場合、メッセージログファイル中の最古の日時から検索します。starttimeは、以下の形式の12桁の数字で指定します。

YYMMDDhhmmss:

YY:
西暦の下2桁。1970年から2037年までが有効です。すなわち、70〜99を指定した場合は、1970年から1999年とみなされます。00〜37を指定した場合は、2000年から2037年とみなされます。
MMDD:
MM月DD日
hhmmss:
hh時 mm分 ss秒
-e endtime:
検索を終了する日時を指定します。省略した場合は、メッセージログファイル中の最新の日時まで検索します。endtimeは、-sオプションで指定するstarttimeと同じ形式で指定します。
-a:
condition1 condition2 …で指定した検索文字列がすべて含まれるメッセージを検索します(AND条件)。
-l itemname1 itemname2 … :
追加して出力するログ項目を指定します。本コマンドはデフォルトで以下の項目を出力します。

TimeStamp(イベント発生時刻)

NodeName(ノード名)

EventText(イベントテキスト)

本オプションまたは-lfオプションでログ項目を指定することにより、上記の項目に続けて、指定されたログ項目が出力されます。

指定可能なログ項目を表に示します。また、指定する項目名の大文字、小文字は区別されません。

指定項目名 ログ項目 出力内容
SendTime 送信日時 送信側がイベントを送信した時刻
RecvTime 受信日時 受信側がイベントを受信した時刻
Category イベント種別 イベント種別
Type イベント属性 “NORMALMSG”: 一般メッセージ
“REPLYMSG”: 返答要求メッセージ
“SPECIALMSG”: 高輝度メッセージ
“RECOVERY”: しきい値戻りデータ
Severity 重大度 “Very Important”: 超重要
“Important”: 重要
“Warning”: 警告
“Normal”: 一般
NodeName ノード名 ノード名
IpAddr IPアドレス IPアドレス
TimeStamp イベント発生日時 イベント発生日時
EventText イベントテキスト イベントのメッセージテキスト
Label 表示名 運用システムの日本語名
Color メッセージ監視表示色 メッセージ一覧ウィンドウに表示する際の色。”表示色/背景色”の形式。
OsType OS種別 OS種別が番号で表示される。
OsName その他のOS名 OsType=1(その他)の場合のみ出力されるOS名。
SysType 系区分 0: 系区分なし
1: 主系
2: 待機系
JobNum ジョブ番号 ジョブ番号
-lf filename:
追加して出力するログ項目を、ファイル入力で指定します。

ファイルに指定できるログ項目は-lオプションの場合と同じです。

ファイルには以下の形式で項目を指定します。

-lオプションと-lfオプションの両方が指定された場合は、後の指定が有効となります。

--:
オプション指定終了記号です。これによって、condition1 condition2 …に指定する文字列に、“-”を含めることができます。
condition1 condition2 … :
検索条件の文字列を指定します。検索文字列は、最大5つまで指定することができます。また、一つの検索文字列は、64バイト分以内が有効となります。日本語も入力できます。省略した場合、時間内のすべてのメッセージが出力されます。

検索文字列に空白を含む場合は、文字列を”(ダブルコーテーション)で括ってください。

■復帰値

0:
正常終了
0以外:
異常終了

■参照

表:イベント監視用コマンド

■コマンド格納場所

Windows NT系

Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.dm\bin

■実行に必要な権限/実行環境

■注意事項

検索結果として表示される日時は、メッセージが発生した時点でのメッセージ発生システムでの日時です。また、検索条件として指定された日時は、ロギングされた日時をもとに検索されます。そのため、以下の状態になる場合がありますので注意してください。

■使用例

コマンドの入力例を以下に示します。以下の条件で検索しています。

opamsgcsv -n tokyo -s 030905084010 -e 030905084950 -l severity -- OS 性能

■実行結果/出力形式

検索結果の情報を以下に示します。

"03/09/05 08:47:09","tokyo","SY:EventLog: 情報: 6009:Microsoft (R) Windows NT 
"03/09/05 08:47:09","tokyo","SY:EventLog: 情報: 6005:Event log サービスが開始され

表示形式について、1行目のメッセージを例に以下に説明します。

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