Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第10章 導入環境の変更> 10.4 IPアドレスとホスト名の変更> 10.4.3 業務サーバのIPアドレス、ホスト名を変更する

10.4.3.7 機能ごとの変更

機能ごとの変更を行います。変更を行う機能と変更が必要な場所を以下に示します。インストール種別または使用している機能により、設定を行ってください。


機能名

条件

運用管理サーバ

部門管理サーバ

業務サーバ

運用管理クライアント

クライアント

イベント監視

選択

○(注1)

○(注1)

○(注2)

○(注2)

性能監視

選択

リカバリフロー

選択

スクリプト

選択

自動運用支援

選択

資源配付

選択

簡易資源配付/簡易版インベントリ収集

選択

共通ツール

選択

リモート操作

選択

ヘルプデスク

選択

○(注3)

○(注3)

○(注3)

○(注3)

○(注3)

注1:メッセージ送信先システムとして設定しているサーバだけで実行します。

注2: メッセージ送信先システムを設定している場合、メッセージ送信先システムの変更が必要です。

注3: 業務サーバにヘルプデスクデータベースを作成している場合、ヘルプデスククライアントをインストールしている各サーバ、クライアントでODBCデータソースの変更が必要です。

■イベント監視の変更

[注意事項]

  • “構成情報の削除”“構成情報の登録”の変更は、接続形態が必要時接続の場合、必要です。

 

構成情報の削除

業務サーバがメッセージ送信先システムとして定義していたシステムで、以下のコマンドを実行し、構成情報を削除します。

[Windowsの場合]

opaconstat -D 業務サーバのホスト名

[UNIXの場合]

/opt/systemwalker/bin/opaconstat -D 業務サーバのホスト名
備考.
業務サーバのホスト名は、変更する前の業務サーバのホスト名です。

運用管理サーバがクラスタ環境の場合、運用系でコマンドを実行します。

部門管理サーバがクラスタ環境の場合、運用系、待機系でコマンドを実行します。

構成情報の登録

業務サーバで、以下のコマンドを実行し、構成情報を上位サーバに登録します。

opaconstat -a
備考.
メッセージ送信先システムで指定しているシステムが動作していることを確認して上記のコマンドを実行してください。

opaconstatコマンドについては、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。

メッセージ送信先システムの変更

業務サーバをメッセージ送信先システムとして指定しているシステムがある場合、業務サーバのIPアドレス/ホスト名の変更が終了後、そのシステムのメッセージ送信先システムを変更し、Systemwalkerを再起動してください。

■性能監視の変更

性能監視の変更は、運用管理サーバの変更と同じです。業務サーバを性能監視の監視対象としている場合、変更が必要です。

作業手順については、“機能ごとの変更”の“性能監視の変更”を参照してください。

■リカバリフローの変更

運用管理サーバのIPアドレス/ホスト名を変更と同じです。運用管理サーバで、リモートコマンドの実行先にIPアドレス/ホスト名を変更した業務サーバを指定している場合は、変更が必要です。

作業手順については、“機能ごとの変更”の“リカバリフローの変更”を参照してください。

■スクリプトの変更

運用管理サーバのIPアドレス/ホスト名変更と同じです。スクリプトファイル中で、ホスト名を変更した部門管理サーバを意識した処理を行っている場合、変更が必要です。

作業手順については、“機能ごとの変更”の“スクリプトの変更”を参照してください。

業務サーバでは、以下に示すサンプルスクリプトは動作しません。

■自動運用支援の変更

運用管理サーバのIPアドレス/ホスト名変更と同じです。[イベント監視の条件定義]で、ホスト名を変更した業務サーバのホスト名を設定している場合、変更が必要です。

作業手順については、“機能ごとの変更”の“自動運用支援の変更”を参照してください。

■資源配付の変更

資源配付で、ホスト名を変更した業務サーバが配付経路に定義されている場合、またはクライアントで業務サーバが接続先サーバに指定されている場合、運用管理サーバ、部門管理サーバおよびクライアントで変更が必要です。

サーバの変更

以下の手順に従って、各コンピュータ上で業務サーバのシステム定義(配付経路)の変更作業を実施してください。

なお、drms編集ファイルのwork_dirオプションで指定されている作業ディレクトリのtmp配下に以下のファイルが存在する場合は削除してください。

hostname

資源配付の配付経路については、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 資源配付機能編”を参照してください。

クライアントの変更

資源配付クライアントのセットアップ機能を起動し、[資源配付クライアント]の[セション開設]タブを選択し、ノード名入力形式に従って接続先のノード名を変更してください。

資源配付クライアントのセットアップ機能については、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 資源配付機能編”を参照してください。

■簡易資源配付/簡易版インベントリ収集の変更

簡易資源配付/簡易版インベントリ収集機能を使用している場合、以下の作業を行ってください。

業務サーバでの変更

運用管理サーバでの変更

簡易資源配付の定義方法については、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 資源配付機能編”を参照してください。

■共通ツールの変更

業務サーバで、プロセス監視の定義を行っている場合、業務サーバで変更が必要です。

以下の手順に従って、プロセス監視定義ファイルを変更してください。

プロセス監視定義ファイル

Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpcmtool\pmon\etc\mppmon.ini

プロセス監視機能については、“プロセス監視機能”を参照してください。

■リモート操作の変更

[Livehelp Expert]で“IPアドレス帳”に登録してある業務サーバのIPアドレスが変更の場合、リモート操作エキスパートで変更が必要です。

リモート操作の定義方法については、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 監視機能編”を参照してください。

■ヘルプデスクの変更

業務サーバにヘルプデスクデータベースを作成している場合、ヘルプデスククライアントをインストールしている各サーバ、クライアントでODBCデータソースの変更が必要です。


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