Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -

D.2.3 conductorのメモリ使用量

conductorのメモリ使用量の見積り式について説明します。

■共用メモリ

共用メモリの見積り式について以下に示します。

定義単位	変動要因	サイズ(バイト)
コマンド情報格納領域	固定	1,000,000

■ローカルメモリ

ローカルメモリの見積り式について以下に示します。

定義単位	変動要因	サイズ(バイト)
検索依頼格納領域	conductorへの要求の同時受付最大件数(注1)	192,000 × conductorへの要求の同時受付最大件数
コネクション情報格納領域	conductorへの要求の同時受付最大件数(注1)	1,536 × conductorへの要求の同時受付最大件数
ヒット結果格納領域	レコードの平均サイズ アプリケーションへの応答最大件数(注2) conductorへの要求の同時受付最大件数(注1)	(32 ＋ レコードの平均サイズ) × アプリケーションへの応答最大件数 × conductorへの要求の同時受付最大件数
director情報格納領域	conductorに登録するdirectorの数(注3)	800 × 1,024 × conductorに登録するdirectorの数
sorter情報格納領域	conductorに登録するsorterの数(注4)	400 × 1,024 × conductorに登録するsorterの数

注1）conductor用動作環境ファイルのMaxConnectionで定義します。
注2）conductor用動作環境ファイルのAnsMaxで定義します。
注3）システム用動作環境ファイルのDirectorの数です。
注4）システム用動作環境ファイルのSorterの数です。

見積り例

ローカルメモリの見積り例を以下に示します。

変動要因が以下の条件の場合

• conductorへの要求の同時受付最大件数：1,000(件)
• レコードの平均サイズ：4,000(バイト)
• アプリケーションへの応答最大件数：100(件)
• conductorに登録するdirectorの数：1
• conductorに登録するsorterの数：1

検索依頼格納領域

192,000 × 1,000 = 192,000,000バイト(約200MB)

コネクション情報格納領域

1,536 × 1,000 = 1,536,000バイト（約1.5MB）

ヒット結果格納領域

(32 ＋ 4,000) × 100 × 1,000 = 403,200,000バイト(約400MB)

director情報格納領域

800 × 1,024 × 1 = 819,200バイト(約800KB)

sorter情報格納領域

400 × 1,024 × 1 = 409,600バイト(約400KB)