Interstage Shunsaku Data Manager アプリケーション開発ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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付録B 検索式、リターン式およびソート式の書式> B.2 共通の書式

B.2.1 パス式

XML文書は、その構造を階層で表現します。

パス式は、階層構造にあるXML文書中の特定の要素ノードの位置を指定するものです。

パス式の定義を以下の図に示します。

[図:パス式の定義]

■パス要

パス要素は、XML文書中の要素ノードを識別するものです。

パス要素の説明を以下の表に示します。

パス要素

説明

要素

要素ノードの名前を意味します。

*

上位ノード直下のすべての要素ノードを意味します。

■パス演算

パス演算子は、パス要素のつながりを表現します。

パス演算子の説明を以下の表に示します。

パス演算子

説明

/

上位ノード配下にあるノードが対象となります。

//

上位ノード配下の任意の階層にあるすべてのノードが対象となります。

パス式には、“//”と“*”を続けて記述できません。

パス式の記述例を以下に示します。

文書

<company>
  <name>fujitsu</name>
  <employee>
    <name>tanaka</name>
    <id>2000</id>
  </employee>
</company>

/company/employee/name

“ルートノード”配下の“company要素ノード”配下の“employee要素ノード”配下の“name要素ノード”を示します。図中の(1)を指します。

 

//name

“ルートノード”配下の任意の階層にある“name要素ノード”を示します。図中の(1)および(2)を指します。

 

/company/*/id

“ルートノード”配下の“company要素ノード”配下の任意の要素ノード(図では“name要素ノード”か“employee要素ノード”)配下の“id要素ノード”を示します。図中の(3)を指します。


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