Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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付録A セキュリティの強化(Interstage資源の保護)> A.2 Interstage資源保護のための環境設定> A.2.6 Interstage管理コンソールおよびInterstage運用操作ツール

A.2.6.1 環境構築について

 インストール直後の環境構築は、以下の手順で行います。

  1. root権限に変更する。
    以降の処理を行うためには、root権限である必要があるため、root権限に変更してください。
  2. セキュリティ強化コマンドを実行する。
    /opt/FJSVisgui/bin/guisecmodeコマンドを実行してください。
    # /opt/FJSVisgui/bin/guisecmode root

セキュリティ強化環境設定コマンド実行後のWebサーバの設定について

 セキュリティ強化環境設定コマンド実行後には、Interstage HTTP Serverでの運用が行えません。
 以下の手順でApache HTTP Serverの設定を実施してください。なお、以下の手順を実施する前にはInterstage管理コンソール用のInterstage HTTP Serverを停止し、isstopoptoolコマンドでInterstage運用操作ツールを停止してください。

  1. Apache1.3.33のダウンロード。
  2. mod_ssl-2.8.22のダウンロード。
  3. OpenSSL 0.9.7eのダウンロード。
  4. ダウンロードした資源を解凍する。
  5. opensslを解凍したディレクトリに移動する。
  6. ./Configureを実行する。
  7. makeを実行する。
  8. make testを実行する。
  9. make installを実行する。
  10. mod_sslを解凍したディレクトリに移動する。
  11. 環境変数に“OPTIM=-DBIG_SECURITY_HOLE”を追加する。
  12. ./configureを実行する。
    ./configure --with-apache=../apache_1.3.33 --with-ssl=../openssl-0.9.7e --prefix=/usr/local/apache --enable-module=so
  13. Apacheを解凍したディレクトリに移動する。
  14. makeを実行する。
  15. make installを実行する。
  16. /etc/opt/FJSVisgui/httpd_root.confファイルのポート番号、ホスト名を変更する。
  17. [Apacheインストールディレクトリ]/bin/httpd -f /etc/opt/FJSVisgui/httpd_root.confを実行する。

 上記処理でroot権限実行用のWebサーバの起動までが行えます。


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