Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

付録A セキュリティの強化(Interstage資源の保護)

A.1 Interstage資源を保護するために

 Interstage資源ファイルが、外部ネットワークからの侵入者によって破壊(資源ファイルの書替え・削除など)されてシステムが運用不能になることを防ぐために、以下の基本ルールに沿ってシステムを運用する必要があります。

資源破壊を防ぐための基本ルール

 資源破壊を防ぐためには、以下のルールに沿ってシステム運用が行われるようにする必要があります。

 本製品では、一部機能を除き、特別な環境設定を行わずに上記ルールに沿ったシステムを構築できるようになっていますが、旧バージョンとの互換保持などの理由から、上記ルールに沿っていない機能があります。

 上記ルールに沿ったシステム運用を行う場合、かつ、その一部機能を使用する場合は、後述する環境設定を行ってください。

環境設定が必要な機能

 資源破壊を防ぐ基本ルールを適用したシステムを構築するために、環境設定が必要となる機能(コンポーネント)を以下に示します。

Interstage Application Server

コンポーネント

パッケージ名

環境設定項目

CORBAサービス


FSUNod


FJSVod

アプリケーション動作におけるユーザの設定
すでに生成された資源ファイルの権限属性の変更

コンポーネントトランザクションサービス


FSUNtd
FSUNextp


FJSVtd
FJSVextp

アプリケーション動作におけるユーザの設定
すでに生成された資源ファイルの権限属性の変更

データベース連携サービス


FSUNots


FJSVots

アプリケーション動作におけるユーザの設定
すでに生成された資源ファイルの権限属性の変更

EJBサービス

FJSVejb

アプリケーション動作におけるユーザの設定
すでに生成された資源ファイルの権限属性の変更

Interstage JMS

FJSVjms

アプリケーション動作におけるユーザの設定
すでに生成された資源ファイルの権限属性の変更

Interstage管理コンソール
Interstage運用操作ツール

FJSVisgui

すでに生成された資源ファイルの権限属性の変更

Interstage JMXサービス

FJSVisjmx

すでに生成された資源ファイルの権限属性の変更

 各コンポーネントの環境設定の詳細は“Interstage資源保護のための環境設定”を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006