Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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第1部 セキュリティ侵害の脅威と対策> 第2章 セキュリティ対策

2.10 Fujitsu Enablerに関する対策

■Fujitsu Enablerで使用するアカウント

 Fujitsu Enablerでは、“oms”というアカウントを特別な目的で利用します。omsアカウントを利用した悪意あるアクセスを防ぐために、omsアカウントによるローカルログインを禁止してください。

 同様の設定を、Exchangeサービスのインストール時に指定したアカウントに対しても設定してください。コンピュータがドメインコントローラの場合には、ローカルポリシーではなく、ドメインポリシーを設定してください。

  1. [スタート]メニューから[コントロールパネル]を開き、[管理ツール]の中の[ローカルセキュリティポリシー]を選択します。
  2. [ローカルポリシー]を開き、[ユーザー権利の割り当て]をクリックします。
  3. 右側のフレームで、[ローカルでログオンを拒否する]をダブルクリックします。
  4. [ローカルセキュリティポリシーの設定]のダイアログボックスで、[追加]ボタンをクリックします。
  5. [ユーザーまたはグループの選択]のダイアログボックスでomsアカウントを選択し、[追加]ボタンをクリックします。そして、[OK]ボタンをクリックします。
  6. omsアカウントに対する[ローカルポリシーの設定]チェックボックスにチェックマークが付いていることを確認してください。
  7. [OK]ボタンをクリックします。

 omsアカウントがすでに他の目的で使用されているなどの理由で、ローカルでログオンを拒否することができない場合は、セキュリティの問題を減らすために、スクリーンセーバーをパスワード保護するようにしてください。

  1. omsでログオンします。
  2. スクリーン上で右クリックして、「画面のプロパティ」ダイアログボックスを開きます。
  3. [スクリーンセーバー]タブを選択します。
  4. ドロップダウンメニューからスクリーンセーバーを選択し、[パスワードによる保護]チェックボックスをチェックします。
  5. [OK]ボタンをクリックします。

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