Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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第1部 セキュリティ侵害の脅威と対策> 第1章 セキュリティ侵害の脅威> 1.1 Interstage シングル・サインオン> 1.1.2 考えられる脅威

1.1.2.3 利用者のなりすまし

 Interstageシングル・サインオンでは、利用者は証明書による証明書認証、ユーザ名/パスワードによる基本認証、およびそれらの組み合わせによる認証によって認証されます。

 証明書認証では、実際にはそれと対となる秘密鍵が必要であり、この秘密鍵が漏洩することによりなりすましが行われる危険性があります。同様に、基本認証ではユーザ名とパスワードが必要であり、これらが漏洩することでなりすましが行われる危険性があります。特にパスワードは他人が推測して試すことが比較的容易にできてしまうため、安易なパスワードを使用することは非常に危険です。また、攻撃者が特別なプログラムを用意して、辞書攻撃や総当り攻撃を行う可能性もあります。


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