Interstage Application Server 運用ガイド
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第3章 メンテナンス(資源のバックアップ)> 3.1 資源のバックアップとリストア> 3.1.3 リストア手順

3.1.3.5 Interstage シングル・サインオン資源のリストア

■リストア方法

 Interstage シングル・サインオンの業務サーバの資源をリストアする場合について説明します。
 バックアップ先パスがX:\Backup\ssoatzagの場合の操作例を以下に示します。

1. copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
  copy X:\Backup\ssoatzag\ssoatzag.conf C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\conf
  copy X:\Backup\ssoatzag\domainsid C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\conf (注1)
  copy X:\Backup\ssoatzag\ssoacsctl C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\conf (注2)

2. xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源(ディレクトリ)をもとのディレクトリにコピーします。
  xcopy /E X:\Backup\ssoatzag\template C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\pub

 Interstage シングル・サインオンのJavaアプリケーションの資源をリストアする場合について説明します。
 バックアップ先パスがX:\Backup\ssoatzag\javaの場合の操作例を以下に示します。

 copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリにJavaアプリケーションの資源をもとのディレクトリにコピーします。

Javaアプリケーション格納ディレクトリがC:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\sampleの場合、
  copy X:\Backup\ssoatzag\java\Javaアプリケーション資源ファイル C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\sample (注3)

 Interstage シングル・サインオンの業務サーバの資源をリストアする場合について説明します。
 バックアップ先パスが/backup/FJSVssoazの場合の操作例を以下に示します。

1. cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
  cp /backup/FJSVssoaz/ssoatzag.conf /etc/opt/FJSVssoaz/conf
  cp /backup/FJSVssoaz/domainsid /etc/opt/FJSVssoaz/conf(注1)
  cp /backup/FJSVssoaz/ssoacsctl /etc/opt/FJSVssoaz/conf(注2)

2. cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリの認証サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
  cp -Rp /backup/FJSVssoac/template /etc/opt/FJSVssoac/pub

 Interstage シングル・サインオンのJavaアプリケーションの資源をリストアする場合について説明します。
 バックアップ先パスが/backup/FJSVssoaz/javaの場合の操作例を以下に示します。

 cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのJavaアプリケーションの資源をもとのディレクトリにコピーします。
Javaアプリケーション格納ディレクトリが/home/jaastest/sampleの場合、
  copy /backup/FJSVssoaz/java/Javaアプリケーション資源ファイル /home/jaastest/sample (注3)

注1)
 ssoencsidコマンドで作成したファイルです。業務サーバの定義ファイルの“ServiceIDPath”の設定にしたがってリストアしてください。
注2)
 ssorfinfazコマンドで作成したファイルです。業務サーバの定義ファイルの“AccessCtl”の設定にしたがってリストアしてください。
注3)
 Javaアプリケーションを開発する場合にリストアしてください。
 Javaアプリケーション資源ファイルとは、ユーザ指定の任意のディレクトリ配下にある以下のファイルです。
・Javaソースファイル、Javaクラスファイル、JavaArchive(jar)ファイル、ログイン構成ファイル、トラストストアファイル、セキュリティポリシーファイル、サービスIDの暗号ファイル、Javaアプリケーションが使用するファイル。

■注意事項

 業務サーバは、Interstage HTTP Server、またはInfoProvider Proを利用しています。これらの資源のリストアも行ってください。


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