Interstage Application Server 運用ガイド
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3.1.2 ネットワーク管理マネージャによる性能情報のリアルタイム監視機能(MIBによる監視)
リアルタイム監視機能は、指定したアプリケーションの性能情報を、MIB情報(※)として通知する機能を提供します。
本機能はWindows(R)版、Solaris OE版のみ使用可能です。
Systemwalker CentricMGRなどのネットワーク管理マネージャには、MIB監視機能がサポートされています。ネットワーク管理マネージャの機能を利用することにより、以下のような運用が可能となります。
- 統計情報のレポート出力
性能情報のグラフ表示や、CSV形式でのファイル出力が行えます。統計情報の収集に役立ちます。
- 性能異常の監視
処理待ち要求数などの性能情報に対してしきい値を設定し、監視することにより、性能情報の異常を、事前に察知できるようになります。これにより、異常事象に対して、迅速な対応が行えます。
※ Management Information Baseの略です。システム情報、TCP/IP情報を管理するために、定義された管理情報領域のことです。
本機能を使用することにより採取できる情報は、アプリケーション種別ごとに項目が異なります。各アプリケーション種別における採取項目を以下に示します。
本機能を使用する場合、性能ログファイルへの情報出力も同時に行われますので、オペレーション単位の情報などの、よりきめ細かな性能分析を行いたい場合には、性能ログファイルに蓄積された情報を分析してください。
また、MIB情報を利用した監視方法などについては、ネットワーク管理マネージャのマニュアルを参照してください。
EJBアプリケーション(旧版互換環境用)、Light EJBコンテナ(旧版互換環境用)、またはIJServerのEJBコンテナ
- EJBアプリケーション名(EJBアプリケーションの場合)
EJBアプリケーション名
- Light EJBコンテナ名/EJBアプリケーション名(Light EJBコンテナの場合)
Light EJBコンテナ名/EJBアプリケーション名
- IJServer名/EJBアプリケーション名(IJServerのEJBコンテナの場合)
IJServer名/EJBアプリケーション名(最大288byte)
- 要求処理時間(平均/最大/最小)
EJBアプリケーション、Light EJBコンテナまたはIJServerのEJBコンテナの処理に要した時間(単位:ミリ秒)。
- 要求処理待ち時間(平均/最大/最小)
クライアントからの要求を受けつけてから、実際に、メソッドが処理を開始するまでの時間(単位:ミリ秒)。
- 処理待ち要求数
EJBアプリケーションに対して処理待ちとなった要求の最大数。
- 要求受信数
性能監視開始時から、当該EJBアプリケーションまたはLight EJBコンテナが処理された回数の累積値。
これらの情報は、EJBアプリケーション単位またはLight EJBコンテナ単位(プロセス単位、およびVM単位)に採取されます。
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