ETERNUS SF Disk Space Monitor ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0 |
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第1部 概要 | > 第1章 概要 |
ETERNUS SF Disk Space Monitorの製品概要について説明します。
ETERNUS SF Disk Space Monitorは、ファイルシステムやデータベースのスペース監視を行い、システムの安定稼動を支援するためのソフトウェア製品です。本製品を用いることにより、以下のような運用管理を実現することができます。
ETERNUS SF Disk Space Monitorは、現在運用中のシステムにおいて、ファイルシステムやデータベースの容量を、常時 自動的に収集します。
「容量のしきい値監視」機能を利用することにより、監視対象となるファイルシステムやデータベースの使用量が「しきい値」を越えた場合には、アラームアクションが実行され管理者へ通知します。
この通知をもとに、管理者は空き容量の不足が原因で引き起こされるシステム全体の重大なサービス低下を事前に予知し、防止策を検討することが可能となります。
なお、アラームアクションには、イベントログへの出力や管理者へのメール通知に加え、ユーザ任意のコマンドの実行などが設定可能です。
ETERNUS SF Disk Space Monitorは、収集/蓄積した容量の情報をビジュアルに表示させる「モニタ」表示、「ドリルダウン」表示機能を提供します。
一覧表やグラフ形式により可視化されたリアルタイムな容量情報は、現時点において空き領域の不足が発生しているサーバやファイルシステムの特定など、問題発生の状況把握をサポートし、業務回復にかかる時間の短縮を支援します。
また、蓄積された容量情報は過去にさかのぼって検索することが可能なため、容量不足によるトラブルが発生している現在の状況に至るまでの経緯を確認することも可能です。
ETERNUS SF Disk Space Monitorは、収集/蓄積した容量情報を、「日報」、「週報」、「月報」などのフォーマットで定期的に出力する、「定期レポート」機能を提供します。
システム管理者の定常的な監視作業における報告用レポートの作成を支援するほか、作成したレポートのデータをダウンロードし、分析、評価に利用することも可能です。
たとえば、ダウンロードしたデータから、長期間における空き容量の推移を分析すれば、ディスク容量やデータベース資源の将来的な不足を予見し、ストレージ強化を実施する最適なタイミングを決定することも可能となります。
ETERNUS SF Disk Space Monitorが提供する機能の体系について説明します。
ETERNUS SF Disk Space Monitorの管理対象は、下表に示すとおりです。
管理対象 |
概要 |
|
---|---|---|
スペース管理 |
− |
|
ファイルシステム スペース管理 |
以下のプラットフォームのファイルシステムのスペースを管理します。
|
|
データベース スペース管理 |
以下のデータベースのスペースを管理します。
|
|
ユーザデータ管理 |
業務データなど、ユーザの固有データ(CSV形式)を管理します。 |
ETERNUS SF Disk Space Monitorでは、表示・分析機能として、以下の機能を提供します。
システム全体の現在状況をすばやく把握するための表示機能です。
問題発生時に詳細情報を表示する機能です。モニタがサマリ情報を表示するのに対して、ドリルダウンでは、リソースごとの詳細情報を表示します。
定期的な報告や点検を目的とした、定型のレポートを出力します。情報の粒度や分析の目的に応じて、システム総点検レポート、カテゴリ別診断レポート、詳細レポートの、三つのレベルのレポートを提供しており、日報、週報、月報などの形でレポートすることが可能です。
ETERNUS SF Disk Space Monitorの製品体系について説明します。
ETERNUS SF Disk Space Monitorは、管理対象サーバにインストールされたAgent機能が情報収集を行い、各Agentが収集した情報をManagerが一括管理する形で構成される製品です。以下に、インストール種別について説明します。
インストール種別 |
機能 |
---|---|
Manager |
Agentが収集した情報を一括管理します。 |
運用管理クライアント |
Managerに接続して、管理・操作するためのコンソール機能を提供します。運用管理者は、運用管理クライアントをインストールしたマシンの他、別マシン上からも、Webブラウザを運用管理クライアントに接続することにより、管理操作を行うこともできます。 動作プラットフォームは、Windowsのみです。ManagerのプラットフォームがWindowsの場合は、Managerと運用管理クライアントを同一サーバに導入することができます。 |
Agent |
サーバ内のスペース情報を管理することができます。 |
各ミドルウェアのサポート範囲は、以下のとおりです。
ミドルウェア |
プラットフォーム |
V/L |
エディション |
---|---|---|---|
Symfoware Server |
Windows版 |
V6.0 |
Standard Edition |
Enterprise Edition |
|||
Enterprise Extended Edition |
|||
V7.0 |
Standard Edition |
||
Enterprise Edition |
|||
Enterprise Extended Edition |
|||
Solaris版 |
6.0 |
Standard Edition |
|
Enterprise Edition |
|||
Enterprise Extended Edition |
|||
7.0 |
Standard Edition |
||
Enterprise Edition |
|||
Enterprise Extended Edition |
|||
Linux版 |
V6.0 |
Standard Edition |
|
Enterprise Edition |
|||
Enterprise Extended Edition |
|||
V7.0 |
Standard Edition |
||
Enterprise Edition |
|||
Enterprise Extended Edition |
|||
8.0 |
Standard Edition |
||
Enterprise Edition |
|||
Enterprise Extended Edition |
|||
Linux for Itanium版 |
V7.0L10 |
Enterprise Extended Edition |
|
8.0 |
Enterprise Extended Edition |
||
Oracle Database Server |
Windows版 |
9i |
Standard Edition |
Enterprise Edition |
|||
10g |
Standard Edition |
||
Enterprise Edition |
|||
Solaris版 |
9i |
Standard Edition |
|
Enterprise Edition |
|||
10g |
Standard Edition |
||
Enterprise Edition |
|||
Linux版 |
9i |
Standard Edition |
|
Enterprise Edition |
|||
10g |
Standard Edition |
||
Enterprise Edition |
|||
Linux for Itanium版 |
10g |
Standard Edition |
|
Enterprise Edition |
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