Interstage Application Server 移行ガイド |
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第1章 以前のV6.0製品からの移行 |
V6.0.2では、Interstage管理コンソールの初期値を以下のように変更しています。V6.0/V6.0.1と同等の環境を構築したい場合は、注意してください。
変更理由:
ヒープ領域不足によるJava VMのダウンを防ぐために変更しました。
変更個所:
[ワークユニット] > [新規作成]タブ > [詳細設定] > [ワークユニット設定] > [JavaVMオプション]の初期値
変更理由:
CORBAサービスのデフォルトのクライアントタイムアウト時間よりも大きくするために変更しました。
変更個所:
[Webサーバ] > [Webサーバコネクタ] > [新規作成]タブ > [Servletコンテナ設定] > [タイムアウト]の初期値、および
[ワークユニット] > [新規作成]タブ > [詳細設定] > [Servletコンテナ設定] > [タイムアウト]の初期値
変更理由:
アプリケーションによって、ワークユニット起動時に時間がかかることがあるために変更しました。
変更個所:
[ワークユニット] > [新規作成]タブ > [詳細設定] > [ワークユニット設定] > [ワークユニット起動待ち時間]の初期値
変更理由:
アプリケーション最大処理時間を超過した場合には、原因調査用にスレッドダンプが採取されます。アプリケーションの障害などにより処理遅延が発生した場合に、原因調査が行えるように変更しました。
変更個所:
[ワークユニット] > [新規作成]タブ > [詳細設定] > [ワークユニット設定] > [アプリケーション最大処理時間]の初期値
Interstage管理コンソールを使用して、“Oracleでコネクションプーリングを行う”を定義できません。したがって、必ずInterstageでコネクションプーリングを行います。
Oracle10gでは“Oracleでコネクションプーリングを行う”場合のOracleConnectionCacheImplクラスが未サポートとなっているため、使用できません。
Oracle9i以前を使用して、Oracleでコネクションプーリングを行いたい場合は、以下のどちらかの方法でデータソースを登録して使用してください。
Interstage管理コンソールの[システム] > [サービス] > [JDBC] > [新規作成]画面、および[システム] > [サービス] > [JDBCデータソース名] > [環境設定]画面にある“データソースの種類”の項目が以下のように変更になりました。
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V6.0/V6.0.1 |
V6.0.2 |
データソースの種類 |
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デフォルトは、「コネクションプーリングを使用する」です。
従来の設定項目「Interstageでコネクションプーリングを行う」がV6.0.2では「コネクションプーリングを使用する」に該当します。
「分散トランザクションを使用する」が「分散トランザクションとコネクションプーリングを使用する」に該当します。
従来の環境で「Oracleでコネクションプーリングを行う」を設定してバックアップを行い、V6.0.2の環境にリストアした場合は、データソースの種類はどちらにもチェックされていない状態で表示されます。
更新時にどちらもチェックせずに更新を行った場合、「Oracleでコネクションプーリングを行う」設定のままです。
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