Interstage Application Server 移行ガイド
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第1章 以前のV6.0製品からの移行

1.1 J2EEアプリケーション

■Interstage管理コンソールの初期値の変更について

 V6.0.2では、Interstage管理コンソールの初期値を以下のように変更しています。V6.0/V6.0.1と同等の環境を構築したい場合は、注意してください。

Oracle使用時のコネクションプーリング

 Interstage管理コンソールを使用して、“Oracleでコネクションプーリングを行う”を定義できません。したがって、必ずInterstageでコネクションプーリングを行います。
 Oracle10gでは“Oracleでコネクションプーリングを行う”場合のOracleConnectionCacheImplクラスが未サポートとなっているため、使用できません。
 Oracle9i以前を使用して、Oracleでコネクションプーリングを行いたい場合は、以下のどちらかの方法でデータソースを登録して使用してください。

■JDBCデータソースの定義

 Interstage管理コンソールの[システム] > [サービス] > [JDBC] > [新規作成]画面、および[システム] > [サービス] > [JDBCデータソース名] > [環境設定]画面にある“データソースの種類”の項目が以下のように変更になりました。

 

V6.0/V6.0.1

V6.0.2

データソースの種類

  • Interstageでコネクションプーリングを行う
  • Oracleでコネクションプーリングを行う
  • 分散トランザクションを使用する
  • コネクションプーリングを使用する
    (Oracle Connection Pool Data Sourceを使用する)
  • 分散トランザクションとコネクションプーリングを使用する
    (Oracle XA Data Sourceを使用する)

 デフォルトは、「コネクションプーリングを使用する」です。

 従来の設定項目「Interstageでコネクションプーリングを行う」がV6.0.2では「コネクションプーリングを使用する」に該当します。
 「分散トランザクションを使用する」が「分散トランザクションとコネクションプーリングを使用する」に該当します。

 従来の環境で「Oracleでコネクションプーリングを行う」を設定してバックアップを行い、V6.0.2の環境にリストアした場合は、データソースの種類はどちらにもチェックされていない状態で表示されます。
 更新時にどちらもチェックせずに更新を行った場合、「Oracleでコネクションプーリングを行う」設定のままです。


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