Interstage Application Server 運用ガイド
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第6章 Workload Organizerとの連携

 Workload Organizer連携機能を利用することにより、InterstageおよびワークユニットへのCPU資源の配分を制御できます。複数CPUマシン上で動作する複数業務環境において、業務間の独立性を実現し、CPU資源の利用効率が向上します。また、安定した性能を維持できます。

 Workload Organizerと連携することにより下記の機能が利用できます。

業務単位のCPU資源の配分

 1ノード内で複数の業務を運用する場合、業務間でCPU資源の競合が発生し、他方の業務の運用に影響を与える場合があります。
 Workload Organizerの資源量調整機能により、業務に対してCPU資源を配分することができ、業務の独立運用が可能になります。

トランザクション量の統計データを基にした安定稼動

 Workload Organizerと連携して、ワークユニットが使用するCPU資源量とワークユニットが処理したクライアントからの要求数の監視、分析が可能になります。日々の業務運用において、統計データを基に、時間によって配分するCPU資源量の調整が行えます。

トランザクション負荷への緊急対応

 Workload Organizerと連携することにより、過負荷状態になったワークユニットに対して、一時的にCPU資源を割り当てることで、ワークユニットに対する負荷を軽減できます。

マルチプロセッサ環境におけるCORBAサービスのチューニング

 Workload Organizerと連携することにより、CORBAサービスのデーモンプロセスが排他制御で使用するCPU資源量を減少します。

 Workload Organizer連携機能の詳細については、"Interstage Application Serverチューニングガイド"の"Workload Organizerとの連携"およびWorkload Organizerのマニュアルを参照してください。


 本機能は、以下の条件の場合に使用可能です。適応条件の詳細は"インストールガイド"を参照してください。
− Solaris 9 OE
− Interstage Application Server Enterprise Edition


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