Interstage Application Server 運用ガイド
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3.2.3 アプリケーション処理状況のリアルタイム監視
Systemwalker CentricMGRより、CORBAワークユニットのインプリメンテーションリポジトリ、EJBワークユニットのアプリケーション(旧版互換環境用)、Light EJBコンテナ(旧版互換環境用)、トランザクションワークユニットのオブジェクトおよびAIM連携用ワークユニットのオブジェクト(DPCF通信パス)への滞留キュー数(待ちメッセージ数)をリアルタイムに監視できます。(IJServerは対象外です)
インプリメンテーションリポジトリまたはオブジェクトへの滞留キュー数を監視する場合、以下の3つのポイントを監視できます。
- 滞留キュー数が最大キューイング数を超過した場合
- 滞留キュー数が監視キューイング数(任意)と同じになった場合
- 滞留キュー数が監視再開キューイング数(任意)と同じになった場合
監視対象としたワークユニット内のインプリメンテーションリポジトリまたはオブジェクトの滞留キュー数が、上記のポイントに達した時、Systemwalker CentricMGR 運用管理クライアントの画面上に、状態の遷移が表示されます。
これにより、滞留キュー数の増減に対してリアルタイムな対応が可能となります。
インプリメンテーションリポジトリまたはオブジェクトへの滞留キュー数を監視する場合には、以下の作業を行います。
監視値の定義
CORBAワークユニットのインプリメンテーションリポジトリ、EJBワークユニットのアプリケーション(旧版互換環境用)、Light EJBコンテナ(旧版互換環境用)およびトランザクションワークユニットのオブジェクト
CORBAワークユニットのインプリメンテーションリポジトリ、EJBワークユニットのアプリケーション(旧版互換環境用)、Light EJBコンテナ(旧版互換環境用)およびトランザクションワークユニットのオブジェクトに対してアプリケーション処理状況のリアルタイム監視を行う場合には、ワークユニット定義に、滞留キュー数の監視に使用する以下の情報を定義します。
- 最大キューイング数
キューに滞留できる最大キュー数です。この値を超過したときにメッセージが出力されます。一度この値を超過すると、滞留キュー数が監視再開キューイング数になるまで監視キューイング数超過に対するメッセージは出力されません。
- 監視キューイング数
アラーム通知(メッセージ出力)を行う滞留キュー数を設定します。滞留キュー数がこの値になるとメッセージが出力されます。一度この値になると、滞留キュー数が監視再開キューイング数になるまで監視キューイング数に対するメッセージは出力されません。
- 監視再開キューイング数
アラーム通知の監視を再開する滞留キュー数を設定します。滞留キュー数が監視キューイング数を超えた後、本設定値と同じになった時に、滞留キュー数の監視を再開します。また、監視再開時にメッセージが出力されます。
AIM連携用ワークユニットのオブジェクト(DPCF通信パス)
AIM連携用ワークユニットのオブジェクトに対してアプリケーション処理状況のリアルタイム監視を行う場合には、コンポーネントトランザクションサービスの環境定義と、ワークユニット定義に、滞留キュー数の監視に使用する以下の情報を定義します。
- 最大同時通信セション数(コンポーネントトランザクションサービスの環境定義)
相手システムごとに同時に通信できる最大セション数です。この値を超過したときにメッセージが出力されます。一度この値を超過すると、滞留キュー数が監視再開キューイング数になるまで監視キューイング数超過に対するメッセージは出力されません。
- 監視キューイング数(ワークユニット定義)
アラーム通知(メッセージ出力)を行う滞留キュー数を設定します。滞留キュー数がこの値になるとメッセージが出力されます。一度この値になると、滞留キュー数が監視再開キューイング数になるまで監視キューイング数に対するメッセージは出力されません。
- 監視再開キューイング数(ワークユニット定義)
アラーム通知の監視を再開する滞留キュー数を設定します。滞留キュー数が監視キューイング数を超えた後、本設定値と同じになった時に、滞留キュー数の監視を再開します。また、監視再開時にメッセージが出力されます。
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