FUJITSU Linkexpress Replication option説明書 |
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付録A 容量見積り | > A.1 Symfoware抽出レプリケーションで使用するログファイルの容量見積り |
トランザクションログファイルのデータ部のサイズは、以下の見積り式に基づいて決定してください。
なお、ここで算出される値は、理想的な状態でデータが格納された場合の理論値です。実際には削除などの処理により理想的な状態で格納されません。この計算値を最低限必要な値と考えて見積もってください。
また、作成後は、お客様システムのピーク時におけるトランザクション数および最大ログ量のモデルで、トランザクションログファイルの使用率が80%を超過しないよう十分検証してください。
トランザクションログファイルのデータ部のサイズ = (L × M + E) × S |
L:各トランザクションでの最大ログ量(単位はバイト)
M:同時実行するトランザクション数
E:抽出処理時間当たりの発生ログ量( L × M )× 2
S:安全率( 1.1〜7 )
通常、6を推奨しますが、長いトランザクションが発生するようなシステムでは、10以上を指定し、トランザクションログファイルの使用率が80%を超過しないことを検証してください。
各トランザクションでの最大ログ量 = L2 + (80 ×SQL文数 ) + 256 |
L2:レプリケーション対象表に対する更新系SQL文の最大ログ量(L3)
レプリケーション対象表に対する更新系SQL文の最大ログ量(L3) = I + U + D |
I:INSERT文最大ログ量
U:UPDATE文最大ログ量
D:DELETE文最大ログ量
INSERT文最大ログ量(I) = (INSERT文のレコード長 + 128 )×各トランザクションでの最大件数 |
UPDATE文最大ログ量(U) = (INSERT文のレコード長 + 128 )× 2 ×各トランザクションでの最大件数 |
DELETE文最大ログ量(D) = (INSERT文のレコード長 + 128 )×各トランザクションでの最大件数 |
上記見積り式の結果が、10Mバイトに満たない場合は、10Mバイト以上のサイズとし、使用率が80%を超えないよう十分検証をしてください。
Symfoware/RDBのテンポラリログファイルを目安にする場合は、トランザクションが開始されてから完了するまでの時間が長い場合やUPDATE文およびDELETE文を多用するシステムでは、上記の計算式との誤差が大きくなる場合がありますので、テンポラリログファイルのBIログ域とAIログ域の合計サイズに安全率(10以上を目安)をかけたサイズに対し、使用率が80%を超過しないよう十分検証をしてください。
Symfoware/RDBのテンポラリログファイルについては、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
レコード長については、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
トランザクションログファイルのインデックス部のサイズは、4096バイト固定です。
トランザクションログファイルの管理部のサイズは、1536バイト固定です。
1Gバイトを超過する差分ログファイルを使用する場合、お客様システムのメモリサイズによっては、差分ログファイルの書込み保証が遅延する場合があります。トランザクションログファイルの使用率が80%を超えないよう、トランザクションログファイルのサイズを拡張することをお勧めします。
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