Symfoware Server SQLビギナーズガイド - FUJITSU -
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第6章 いろいろなデータ操作の方法

6.3 数値のデータを操作する

表のデータを操作するときに、数値のデータに対して絶対値、最小整数値、最大整数値などを求めることができます。数値のデータを操作する処理には以下のものがあります。

[表:数値を操作する処理]

処理名

機能

ABS式

指定された数値式の絶対値を求めます。

CEIL式

指定された数値式以上の最小整数値を求めます。

FLOOR式

指定された数値式以下の最大整数値を求めます。

ROUND式

数値式を丸め位置で四捨五入します。丸め位置とは、小数点位置を起点とした有効桁のことです。

TRUNC式

数値式を切り捨て位置で切り捨てます。切り捨て位置とは、小数点位置を起点とした有効桁のことです。

 

例1

出荷表から、出荷数量の変動の大きい(前回と今回の出荷数量の差が10以上とします)製品番号を求めます。
SELECT 製品番号,ABS(出荷数量 - 前回出荷数量) AS 出荷変動
                (A)          (1)
  FROM 在庫管理.出荷表

  WHERE ABS(出荷数量 - 前回出荷数量) >= 10 

(1) 数値式

(A)〜(1) ABS式

 

例2

すべての地区の最高気温、最低気温をその値以下の最大整数値にします。
SELECT 地区名, FLOOR(最高気温) AS 最高気温, FLOOR(最低気温) AS 最低気温
                (A)    (1)
  FROM 気象情報管理表

(1) 数値式

(A)〜(1) FLOOR式

 

例3

すべての地区の最高気温を小数第2位で四捨五入して、小数第1位までの数字にします。
SELECT 地区名, ROUND(最高気温,   1)  AS  最高気温
                (A)    (1)      (2)
  FROM 気象情報管理表

(1) 数値式

(2) 丸め位置

(A)〜(2) ROUND式


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