Interstage Application Server WebGatewayユーザーズガイド
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付録E ユーザ認証情報通知の仕組み

E.1 ユーザ認証情報に必要な定義

ユーザ認証情報に必要な定義について説明します。

Webサーバの環境設定

Webサーバは、InterstageのWebサーバ(InfoProvider Pro)を使用し、WebGateway連携のID通知型およびID未通知型でHTMLページ編集サービスを動作させます。詳細は、Webサーバの環境設定を参照してください。

CORBAオブジェクトのIDL定義とHTMLページ編集サービスの環境設定

HTMLページ編集サービスは、ユーザ認証のユーザ名とパスワードをCORBAオブジェクトのIDLのパラメタで通知します。このため、CORBAオブジェクトのIDL定義では、ユーザ認証のユーザ名とパスワードを受け取るパラメタを定義する必要があります。

HTMLページ編集サービスの環境設定では、CORBAオブジェクトがユーザ認証のユーザ名とパスワードを受け取るパラメタの名前を定義します。以下に例を示します。

  [ CORBAオブジェクトのIDL定義例 ]
      module mtest{
        interface mintf{
          long func(in string username, in string password); 
                                 (1)                   (2)
        };
      }
 
 [ HTMLページ編集サービスのCORBAオブジェクト定義例 ]
      exapl: mtest.mintf.func
      choose: no
      user: username
               (1)
      password: password
                   (2)
 
 [ 説明 ]
  (1)ユーザ認証のユーザ名を通知するIDLのパラメタ名
      CORBAオブジェクトのIDL定義に指定したパラメタ名("username")は
      HTMLページ編集サービスのCORBAオブジェクト定義のuserパラメタに
      指定します。
      また、ユーザ名を受け取るパラメタのデータ型は"string"として、
      指定します。
  (2)ユーザ認証のパスワードを通知するIDLのパラメタ名
      CORBAオブジェクトのIDL定義に指定したパラメタ名("password")は
      HTMLページ編集サービスのCORBAオブジェクト定義のpasswordパラメタ
      に指定します。
      また、パスワードを受け取るパラメタのデータ型は"string"として、
      指定します。

(注)ユーザ認証のユーザ名とパスワードを通知するパラメタ名の複数指定は
できません。


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