Interstage Application Server WebGatewayユーザーズガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第2章 HTMLページ編集サービスの環境設定と運用手順

2.5 ブラウザからのCORBAオブジェクトの呼び出し

WWWブラウザからCORBAオブジェクトの呼び出しは、Webサーバのインタフェースによって異なります。

Webサーバのインタフェース毎の処理の流れを以下に示します。

■WebGateway連携(ID未通知型)

WebGateway連携(ID未通知型)では、WWWブラウザから直接に入力用Webページを取り出した後、CORBAオブジェクトを呼び出します。

■WebGateway連携(ID通知型)

WebGateway連携(ID通知型)では、WWWブラウザからクライアントIDの獲得と同時に入力用Webページを取り出した後、CORBAオブジェクトを呼び出します。終了時には、クライアントIDの解放をしてください。

■セション管理型拡張CGI

セション管理型拡張CGIでは、WWWブラウザからログインと同時に入力用Webページを取り出した後、CORBAオブジェクトを呼び出します。終了時には、ログアウトをしてください。

■NSAPI

NSAPIでは、WWWブラウザから直接に入力用Webページを取り出した後、CORBAオブジェクトを呼び出します。

■ISAPI


ISAPIでは、WWWブラウザから直接に入力用Webページを取り出した後、CORBAオブジェクトを呼び出します。

WWWブラウザから入力された値をそのままWWWブラウザに返却するCORBAオブジェクトは、セキュリティホール(Cross-site-Scriptingの脆弱性の問題)となる可能性があります。このようなCORBAオブジェクトは作成しないことをお勧めします。Cross-site-Scriptingの説明については、"使用上の注意"の"Interstage共通の注意事項"を参照してください。

■入力用Webページの取り出し方法

−WebGateway連携(ID未通知型)とNSAPI,ISAPIの場合には、URLやWebページから入力用Webページを直接指定して取り出します。以下に例を示します。

URLから入力用Webページを取り出す場合

http://"ホストアドレス"/入力用Webページ 
                                (1)

Webページから入力用Webページを取り出す場合

<HTML>
   :
入力用Webページは<A HREF="入力用Webページ">ここ</A>を押す。
   :                          (1)
</HTML>

(1) : 入力用Webページ(CORBAオブジェクトの入力用HTML)を指定します。

−WebGateway連携(ID通知型)とセション管理型拡張CGIの場合には、クライアントIDの獲得やログインをすることで入力用Webページが取り出せます。以下に例を示します。

URLから入力用Webページを取り出す場合

http://"ホストアドレス"/gai-gw/gai-infobj/
                           (1)     (2)

Webページから入力用Webページを取り出す場合

<HTML>
   :
入力用Webページは<A HREF="/gai-gw/gai-infobj/">ここ</A>を押す。
   :                       (1)     (2)
</HTML>

(1) : "gai-gw"は固定です。
(2) : InfoProvider Pro環境定義ファイルで指定したHTMLページ編集サービスを表す識別名を指定します。
なお、入力用Webページ(CORBAオブジェクトの入力用HTML)は、InfoProvider ProのWebGateway連携(ID通知型)やセション管理型拡張CGIの環境設定の"gw-topHTML"オペランドに指定してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006