Interstage Application Server 運用ガイド
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5.2.3.9 InfoProvider Pro資源の移入
InfoProvider Pro資源の移入手順について説明します。
InfoProvider Pro資源の移入は、ipprestoreコマンドとInfoProvider Pro環境定義ファイルを修正することで行います。
■移入コマンド
InfoProvider Pro資源の移入は、以下のコマンドを使用します。

C:\INTERSTAGE\F3FMwww\Program\ipprestore.exe |

/opt/FSUNprovd/bin/ipprestore |
ipprestoreコマンドは、Interstageが停止している状態で実行する必要があります。
■移入方法
移入する環境が複数ある場合は、バックアップ先パスを変更して以下の操作を繰り返してください。

以下の条件の操作例を示します。
- 対象とする環境定義ファイルのファイル名がF3FMwww.dat
- バックアップ用ディレクトリのパスがX:\Backup
- ipprestoreコマンドを実行して、InfoProvider Pro資源を移入します。
− 環境定義情報のみ移入する場合、
C:\INTERSTAGE\F3FMwww\Program\ipprestore -d X:\Backup
− 環境定義情報とコンテンツを移入する場合(移出時に-t allオプションを指定した場合のみ使用可)、
C:\INTERSTAGE\F3FMwww\Program\ipprestore -d X:\Backup -t all
- InfoProvider Pro環境定義ファイルに以下の項目が指定されている場合、設定値を移入マシンに合わせた値にエディタなどで修正します。
− ホスト名(定義名:hostname)
− IPアドレス(定義名:IP-address) |

以下の条件の操作例を示します。
- 対象とする環境定義ファイルのファイル名が/etc/opt/FSUNprovd/HTTPD.conf
- バックアップ用ディレクトリのパスが/backup
- ipprestoreコマンドを実行して、InfoProvider Pro資源を移入します。
− 環境定義情報のみ移入する場合、
/opt/FSUNprovd/bin/ipprestore -d /backup
− 環境定義情報とコンテンツを移入する場合(移出時に-t allオプションを指定した場合のみ使用可)、
/opt/FSUNprovd/bin/ipprestore -d /backup -t all
- InfoProvider Pro環境定義ファイルに以下の項目が指定されている場合、設定値を移入マシンに合わせた値にエディタなどで修正します。
− ホスト名(定義名:hostname)
− IPアドレス(定義名:IP-address) |
■注意事項
移入対象の実行ファイルが既に存在している場合は移入されません。既に存在するファイルを移入したい場合は、対象のファイルを削除してから移入を行ってください。詳細については“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
また、SSL連携機能を使用している場合は、移出した以下の資源を、SSL環境定義ファイルの該当定義項目で指定されているパスに移入してください。
- スロット情報ディレクトリ(SSL環境定義ファイルのスロット情報ディレクトリ定義項目で指定したディレクトリ)
- 運用管理ディレクトリ(SSL環境定義ファイルの運用管理ディレクトリ定義項目で指定したディレクトリ)
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