Interstage Application Server 使用上の注意 -Solaris (TM) Operating Environment-
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目次

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2.8.2 カストマイズツールの注意事項
- カストマイズツールの「WEBブラウザの設定」で、HotJava(TM)Browser を設定して使用する場合は、HotJava(TM) Browser Version 3.0 以降を使用するようにしてください。Version 3.0 より古いバージョンで、マニュアルを表示した場合、正常に表示されない場合があります。
- カストマイズツールの動作環境には、SPARC 系Solaris OS に標準で組み込まれているX サーバ上の共通デスクトップ(CDE)環境または、Microsoft Windows上で動作するPC X サーバ(注1)が必要です。
PC X サーバで実行をする場合、サーバから遠い、通信が遅い環境では、描画や操作のレスポンスが遅くなります。このような場合には、運用コマンドのカストマイズツールの使用を奨励します。
他の環境で動作させた場合にはカストマイズツールが表示されなかったり、表示された場合でもカストマイズツールの画面表示が正しくないなどの現象が発生する場合があります。必ず上記環境から共通デスクトップ環境(CDE)にログインし、ejbcust、ejbcustxコマンドを実行し、カストマイズツールを起動してください。
注1) PC X サーバ製品としては、富士通株式会社のFUJITSU PC-X V20L30、SCO株式会社のX Vision Eclipse7.2 での動作実績があります。他のPC X サーバ製品での動作は保証しません。
PC X サーバで利用する場合は、フォントサーバのフォントを利用するように設定してください。フォントの設定方法については、FUJITSU PC-X、X Vision Eclipse に添付されているヘルプファイルを参照してください。また、Solaris サーバ側でフォントサーバ(xfs)を動作させておく必要があります。
- カストマイズツールの標準出力/標準エラー出力ファイルを設定するダイアログおよびWWWブラウザのパスを設定するダイアログでは、前回選択したファイルのディレクトリがデフォルトで表示されます。しかし、Java2環境では、前回選択したファイルのディレクトリのパスに日本語名が存在している場合は、日本語名の直前までのディレクトリがデフォルトで表示されます。目的のファイルを選択するには、ファイルダイアログを操作して選択してください。
- カストマイズツールを動作させるためには、Solaris OS に、オプションのLatin-1 フォント用SUNWi1ofパッケージと、日本語X Window 用フォントSUNWjxcft パッケージが必要です。このパッケージは、Solaris ソフトウェアのインストールCD-ROM から利用可能な「全配布(Entire Distribution)」クラスタに含まれています。このパッケージがインストールされていない場合は、フォントがみつからない旨の警告メッセージが表示されたり、画面の文字表示が正常に行われないといった現象が発生します。
- Interstage 3.1 以降では、ejbcustxで起動されるカストマイズツールの高速呼出し定義画面の起動性能を向上しています。一覧表示時点でインストールされているEnterprise Bean の情報を取得する処理を高速にしているため、呼び出し側のBean には、EJB1.1,EJB2.0規約のEnterprise Bean のみでなく、EJB1.0 規約のEnterprise Bean がインストールされている場合は、それも一覧に表示されます。このとき、EJB1.0 規約のEnterprise Bean を選択した場合は、エラーメッセージが表示され、編集することはできません。Interstage 3.0 同様に、EJB1.0 規約のEnterprise Bean を高速呼び出し定義画面の一覧表示に、表示されないようにするためには、ejbcustx コマンドに-v3(あるいは-V3)オプションを付加して実行してください。ただし、この場合は、処理時間はInterstage 3.0 のままとなります。
- PC X サーバ上でカストマイズツールを使用する場合などで、画面のレスポンスが遅い環境では、カストマイズツールの操作において、ボタンなどが続けて操作できてしまう場合があります(例えば、ボタンを押して処理が行われ、ボタンがマスクされるまでに時間がかかる場合)。
具体的には、次の操作があげられます。
ダイアログが複数開くケース
- 定義情報(1)パネルの選択ボタン
- WWWブラウザのパス設定画面の選択ボタン
⇒ ファイル選択のダイアログが複数開きます。
- DBアクセス環境定義画面
変更ボタン、追加ボタン ⇒詳細情報設定画面が複数開きます。
削除ボタン ⇒削除確認画面が複数開きます。
- ファイルメニューのEJBアプリケーションの実行環境定義を開く
⇒ EJBアプリケーションの実行環境定義を開く画面が複数表示されます。
- ツールメニューの高速呼出し定義
⇒ 高速呼出し定義画面が複数表示されます。
- ツールメニューのDBアクセス環境定義
⇒ DBアクセス環境定義画面が複数表示されます。
- ヘルプメニューのWWWブラウザのパス設定
⇒ WWWブラウザのパス設定画面が複数表示されます。
- ヘルプメニューのバージョン情報
⇒ EJBカストマイズツールのバージョン情報画面が複数表示されます。
複数の画面/ダイアログが開いた場合、1つずつ閉じて、1つの画面/ダイアログのみにしてから操作をしてください。
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