Interstage Application Server 移行ガイド
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第4章 Interstage Application Server V4からの移行> 4.1 J2EEアプリケーションの移行

4.1.1 運用方法の違い

 Interstage V4での運用方法と、Interstage V5.1での運用方法の違いを下表に示します。

 

Interstage V4

Interstage V5.1

J2EEアプリケーション

J2EE Deploymentツール/EJB Deploymentツール/J2EE Deploymentコマンドで、配備/配備解除を行うことができました。

配備先の単位として、IJServer(Interstage Java Server)が導入されます。これにともない、サーバ管理モード(IJServerで管理するモード)と非サーバ管理モード(IJServerで管理しないモード)が提供されます。
以下の製品のV4以前のバージョンから移行する場合には、非サーバ管理モードで配備する必要があります。

  • Interstage Application Server Enterprise Edition
  • Interstage Application Server Standard Edition
  • Interstage Application Server Web-J Edition

また、非サーバ管理モードから、サーバ管理モードに移行するには再度配備を行う必要があります。

動作モードの詳細については、“J2EEユーザーズガイド”の“J2EE Deploymentツールの実行”および、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“J2EE運用コマンド”を参照してださい。

J2EEアプリケーションクライアント

JAXPを使用したXMLファイルの解析には、Fujitsu XMLプロセッサが使用されています。

XMLプロセッサに、Java標準 JAXP、またはFujitsu XMLプロセッサが使用できます。

初期状態では、Java標準 JAXPが利用されます。Fujitsu XMLプロセッサを使用する場合は、以下の環境変数の設定を行ってください。

<環境変数CLASSPATH>

システムドライブ: Program Files\Common Files\FujitsuXML\xmlpro.jar
システムドライブ: Program Files\Common Files\FujitsuXML\xmltrans.jar

注)環境変数を設定する場合は、" C:\INTERSTAGE\J2EE\lib\isj2ee.jar"の設定値よりも前に設定する必要があります。


/opt/FJSVxmlpc/lib/xmlpro.jar
/opt/FJSVxmlpc/lib/xmltrans.jar

注)環境変数を設定する場合は、"/opt/FJSVj2ee/lib/isj2ee.jar"の設定値よりも前に設定する必要があります。

JNDI

JNDIを使用したJ2EEアプリケーションを動作させる場合は、以下の環境変数が設定されている必要があります。
設定されていない場合、設定してください。

<環境変数CLASSPATH>

C:\INTERSTAGE\J2EE\lib\isj2ee.jar
システムドライブ: Program Files\Common Files\FujitsuXML\xmlpro.jar
システムドライブ: Program Files\Common Files\FujitsuXML\xmltrans.jar


/opt/FJSVj2ee/lib/isj2ee.jar
/opt/FJSVxmlpc/lib/xmlpro.jar
/opt/FJSVxmlpc/lib/xmltrans.jar

<JServlet環境定義ファイル>(webアプリケーションの場合)
default.env または [containername].env に以下の環境変数CLASSPATHを設定します。

C:\INTERSTAGE\ODWIN\etc\class\ODjava2.jar


/opt/FSUNod/etc/class/ODjava2.jar

JNDIを使用したJ2EEアプリケーションを動作させる場合は、以下の環境変数が設定されている必要があります。
設定されていない場合、設定してください。

<環境変数CLASSPATH>

C:\INTERSTAGE\J2EE\lib\isj2ee.jar


/opt/FJSVj2ee/lib/isj2ee.jar

<環境変数PATH>

C:\INTERSTAGE\J2EE\bin


/opt/FJSVj2ee/bin

注)上記の環境変数PATHの設定がされていない場合は、以下の例外が発生します。
 java.lang.UnsatisfiedLinkError: no isj2eeutil in java.library.path
at java.lang.ClassLoader.loadLibrary

<JServlet環境定義ファイル>(webアプリケーションの場合)
default.env または [containername].env に以下の環境変数PATHおよびCLASSPATHを設定します。

[環境変数PATH]
C:\INTERSTAGE\J2EE\bin
[環境変数CLASSPATH]
JDK1.3の場合:
C:\INTERSTAGE\ODWIN\etc\class\ODjava2.jar
JDK1.4の場合:
C:\INTERSTAGE\ODWIN\etc\class\ODjava4.jar

[環境変数PATH]
/opt/FJSVj2ee/bin
[環境変数CLASSPATH]

JDK1.3の場合:
/opt/FSUNod/etc/class/ODjava2.jar
JDK1.4の場合:
/opt/FSUNod/etc/class/ODjava4.jar

JDK1.3の場合:
/opt/FJSVod/etc/class/ODjava2.jar
JDK1.4の場合:
/opt/FJSVod/etc/class/ODjava4.jar


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