Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第4章 クラスタサービスの環境設定手順> 4.10 留意事項

4.10.4 ノーティフィケーションサービスの不揮発運用時の注意事項

 ノーティフィケーションサービスの不揮発運用では、“ノーティフィケーションサービスの不揮発運用を行う場合”における設定後に、ユニットおよびイベントチャネルを削除する場合は、以下の手順で削除する必要があります。

1) クラスタサービスの切り替え

 クラスタサービスの切り替えを行います。ノード1を運用ノードに、ノード2を待機ノードにします。

2) 状態遷移プロシジャをクラスタサービスからリソース削除

【SafeCLUSTERの場合】
 クラスタサービスにリソース登録した状態遷移プロシジャを、"クラスタ運用管理ビュー"により、クラスタを構成するサービスから削除します。
 クラスタ運用管理ビューについては、SafeCLUSTERのマニュアルを参照してください。

【PRIMECLUSTERの場合】
 クラスタサービスにリソース登録した状態遷移プロシジャを、"userApplication Configration wizard"により、有効になっているuserApplicationから削除します。
 次に、クラスタを構成するアプリケーションリソースより、cldelprocrscコマンドを使用して状態遷移プロシジャ削除します。
 "userApplication Configuration wizard"およびcldelprocrscコマンドについては、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

3) Interstageの停止

 運用ノード(ノード1)でisstopコマンドによりInterstageを停止します。このとき、-fオプションを指定する必要があります。

 isstop -f

4) クラスタサービスの切り替え

 クラスタサービスの切り替えを行います。ノード2を運用ノードに、ノード1を待機ノードに切り替えます。

5) Interstageの起動

 運用ノード(ノード2)でisstartコマンドによりInterstageを起動します。

 isstart

6) ユニットの起動

 運用ノード(ノード2)でesstartunitコマンドにより拡張ユニットを起動します。

 esstartunit -unit ユニット名

7) イベントチャネルの削除

 運用ノード(ノード2)でesrmchnlコマンドにより、すべてのイベントチャネルを削除します。

 esrmchnl -g グループ名

8) Interstageの停止

 運用ノード(ノード2)でisstopコマンドによりInterstageを停止します。このとき、-fオプションを指定する必要があります。

 isstop -f

9) 不揮発用ファイルを共用ディスクから削除(ユニットを削除する場合のみ)

 運用ノード(ノード2)でesrmunitコマンドによりユニットを削除します。

 esrmunit

10) クラスタサービスの切り替え

 クラスタサービスの切り替えを行います。ノード1を運用ノードに、ノード2を待機ノードに切り替えます。

11) Interstageの起動

 運用ノード(ノード1)でisstartコマンドによりInterstageを起動します。

 isstart

12) ユニットの起動

 運用ノード(ノード1)でesstartunitコマンドにより拡張ユニットを起動します。

 esstartunit -unit ユニット名

13) イベントチャネルの削除

 運用ノード(ノード1)でesrmchnlコマンドにより、すべてのイベントチャネルを削除します。

 esrmchnl -g グループ名

14) Interstageの停止

 運用ノード(ノード1)でisstopコマンドによりInterstageを停止します。このとき、-fオプションを指定する必要があります。

 isstop -f

15) 不揮発用ファイルを共用ディスクから削除(ユニットを削除する場合のみ)

 運用ノード(ノード1)でesrmunitコマンドによりユニットを削除します。

 esrmunit


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2004