Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド

4.8.1.3 SafeCLUSTER（Solaris OE）の場合

　既存システムとの連携を行う場合、IDCMの起動／停止／切り替えやDPCF通信パスの確立／解放などの処理については、使用者が状態遷移プロシジャを作成する必要があります。状態遷移プロシジャについては、SafeCLUSTERのマニュアルを参照してください。また、IDCMは引き継ぎ後に再起動する方式となるため、リソースは「基盤アプリケーション」クラスの"サービス名.IS_INTERSTAGE"の後に呼ばれるように設定してください。また、DPCF通信パスの確立の場合も同様となります。

　IDCMの環境設定については、運用ノードと待機ノードで同様の設定を行ってください。IDCMの環境設定については、IDCMのマニュアルを参照してください。

　運用ノードの異常により待機ノードに切り替わる場合、運用ノードで確立していたDPCF通信パスが残ったままとなる場合があります。このため、切り替え時事象発生時に、既存システム側でDPCF通信パスを解放し、再度待機側へDPCF通信パスを確立するような対処が必要です。また、DPCF通信パスの確立については、"サービス名.TDWU_INTERSTAGE"が呼ばれる前に完了する必要があります。

切り替え時の対処例