Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
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第1章 高性能・高信頼システムのための機能

1.5 アプリケーション実行の管理

 アプリケーションを実行する上で、処理する最大のキュー数を指定(最大キューイング機能)したり、処理待ちのキューの数が設定した数を超えるとアラーム通知を行う(滞留キュー数のアラーム通知機能)ことで、アプリケーションの実行を管理することができます。
 また、各オブジェクトに対して、

を提供しています。

■オブジェクト間優先度機

 コンポーネントトランザクションサービスのトランザクションアプリケーションのオブジェクトに対して、優先度を設定できます。
 マルチオブジェクト常駐機能、非常駐機能により、APMに複数のオブジェクトを設定します。このとき、オブジェクトに優先度(1〜255)を設定すれば、優先度の高いオブジェクトから優先的にデータを受信します。これにより、業務間で、よりきめ細かい優先度が設定でき、柔軟なシステム運用が可能になります。
 操作方法については、“OLTPサーバ運用ガイド"を参照してください。

■オブジェクト閉塞/閉塞解除機

 ワークユニット動作中に、時間帯や負荷状況に応じてオブジェクトの抑止、抑止解除を行えます。
 Systemwalker OperationMGRなどを使用することで、特定の時間帯に業務を一時中断したり、再開したりすることができます。
 また、Systemwalker CentricMGRなどを使用することで、負荷が高くなると一時的に業務の処理依頼を中止したり、負荷が低くなれば再開するというような運用が可能になります。
 Systemwalkerとの連携機能については、"Interstage運用ガイド"を参照してください。
 オブジェクト閉塞/閉塞解除機能については、"OLTPサーバ運用ガイド"を参照してください。


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