Interstage Application Server WWWサーバ運用ガイド(InfoProvider Pro編)

1.1 HTML文書の取出し

　サーバ上に格納されたHTML文書や画像データなどのデータを取出し、WWWブラウザに返却する機能です。
　WWWブラウザからURLによりデータが指定されると、InfoProvider Proは、対応するデータをWWWブラウザに返却します。
　WWWブラウザから指定されるURL(Uniform Resource Locator:ネットワーク中での資源のアドレス)は、次の形式です。

http://ホスト名:ポート番号/パス

　ポート番号は省略可能です(省略値:80)。
　パスは、サーバ上のディレクトリ構成と対応しています。
　InfoProvider Pro環境定義ファイルの“公開する最上位のディレクトリ”からの相対パス名のファイルを検索し、内容をWWWブラウザに返却します。

　InfoProvider Proでは、２バイトコードのURLおよびエスケープシーケンス(％エンコード)したURLを使用できません。

　Windowsシステムでは、HTMLファイルやスクリプトを指定するURLには、大文字、小文字の区別がありません。

[例]

　Windowsシステムの場合の例を示します。
　他システムでは、パスの記述方法が異なります。

ホスト名	www.infoproviderpro.co.jp
ポート番号	80
公開する最上位のディレクトリ	C:\INTERS~1\F3FMwww\IPPhome
HTML文書のファイル	C:\INTERS~1\F3FMwww\IPPhome\news\sports.html

　上記の場合、InfoProvider Pro環境定義ファイルの“公開する最上位のディレクトリ(acstop)”の指定とWWWブラウザからのURLは、次のようになります。
　ポート番号は80の場合は省略できます。

InfoProvider Pro環境定義ファイル	acstop: C:\INTERS~1\F3FMwww\IPPhome
WWWブラウザから指定されるURL	http://www.infoproviderpro.co.jp/news/sports.html