Interstage Application Server WWWサーバ運用ガイド (Interstage HTTP Server編)
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目次
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1.8 その他の機能
Interstage HTTP Serverでは、これまでに説明した機能以外に、以下のような機能を設定することができます。設定方法については、“その他の機能”を参照してください。
- クライアントの同時接続数
- Interstage HTTP Serverが、WWWブラウザ(クライアント)からの要求を同時に受け付けることができる最大数を設定することができます。
注)本設定により、同時アクセス可能な数は多くなりますが、メモリ資源や一時ファイルなどの消費に伴いシステム全体の性能が劣化する可能性があります。
- リダイレクト
- WWWブラウザからInterstage HTTP Server上の使用不可となったページにアクセスした場合などに、指定したページがアクセス不可であることを明示的に示し、古いURLを新しいURLへ置換えることができます。
- ディレクトリリストの設定
- デフォルトページとして設定された(DirectoryIndexディレクティブで指定された)ファイルがInterstage HTTP Server上に存在しない場合、ディレクトリリスト(ディレクトリの内容一覧)を自動的に生成して表示することができます。
- デフォルトMIMEタイプの設定
- Interstage HTTP Server上の拡張子のないファイルおよび拡張子が認識できないファイルに対するMIMEタイプを設定することができます。
- MIMEタイプ定義
- Interstage HTTP Server上の任意のMIMEタイプを、指定した拡張子に結びつけることができます。
- デフォルトHTMLファイルの設定
- ファイルを省略した場合のデフォルトHTMLファイルとして、“index.html”以外のファイルを設定することができます。
- セション管理機能
- Interstage HTTP Serverでは、WWWブラウザなどのクライアントとの間で持続的な接続を行い、その接続時間およびリスエスト数を設定することができます。
- プロキシの実装
- Interstage HTTP Serverをプロキシサーバとして設定することができます。
- サーバステータスの監視
- Interstage HTTP Serverに対してどの程度アクセスされているか、どの程度情報が転送されたかという詳細な運転状況をリアルタイムで表示して、確認することができます。
- クッキーログの設定
- Interstage HTTP Serverでは、クッキーの設定とCustomLogディレクティブの機能を使用したクッキー用のログを作成することにより、アクセスしたユーザを追跡することができます。
- サーバルートの設定
- Interstage HTTP Serverのルートディレクトリパスを設定することにより、各種の設定ファイルのパスを設定したディレクトリを基準とした相対パスで指定することができます。
- サーバプロセスに対する権限の設定(Solaris OE/Linux)
- Solaris OEシステムおよびLinuxシステムでは、サーバプロセスにおいてユーザ/グループ単位などでアクセス制限を設定することができます。
- 言語ベースのコンテンツネゴシエーション
- Multiviews機能を有効にして、ファイル名拡張子を指定した言語に結びつけることができます。
- メッセージのカスタマイズ
- Interstage HTTP Serverでは、クライアントのIPアドレス/ホスト名、データ転送量、およびユーザ個人情報などのアクセスに関する情報を指定したフォーマットでログファイルに記録することができます。なお、アクセスが多いサイトにおいて、多くの情報を記録すると、ディスク容量が不足する可能性がありますので、注意してください。

本マニュアルに説明されていないApacheの機能については、“Apache HTTP Server Version 1.3”のマニュアルを参照してください。Interstage HTTP Serverが起動している状態で、WWWブラウザから以下のファイルを開くと、“Apache HTTP Server Version 1.3”のマニュアルを参照することができます。
http://ホスト名:ポート番号/manual/index.html |
- ホスト名
- Interstage HTTP Serverをインストールしたシステムのホスト名またはIPアドレス。
- ポート番号
- ポート番号。ホストのポート番号が80である場合は、省略可(省略する場合、コロン(:)は不要)。
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