Interstage Application Server UDDIサービス ユーザーズガイド

9.2.3 データストアのリカバリ

9.2.3.1 uddirecovコマンドによるリカバリ

UDDIレジストリサービスが、ディレクトリサービスに対してデータの更新処理をしている時に、ディレクトリサービスとの接続で問題が発生した場合、データ更新途中で処理が中断した状態になる場合があります。このような状態で、uddistartコマンドを実行するとリカバリ処理を促すメッセージが表示されます。
このような表示がされた場合、以下の処理を行ってください。

• DSAのバックアップ
  DSAのバックアップを行ってください。
  このとき、以前のDSAをバックアップしたデータとは別の場所にバックアップをお願いします。
• uddirecovコマンドによりUDDIレジストリサービスのリカバリ処理
  リカバリ処理の実行

  uddirecov

  
  

uddirecovコマンドが失敗する場合、エラーメッセージを元に以下の見直しを行ってください。

• UDDIサービス運用コマンドの環境変数の設定は正しいか？
• InfoDirectoryが正常に動作しているか？
• UDDIレジストリサービス用DSAが正常に動作しているか？
• uddirecovコマンドで入力したDSA管理者DNとパスワードに誤りがないか？

上記の見直しを行ってもuddirecovによるリカバリ処理が失敗する場合、ディレクトリサービスに問題がある可能性があります。『ディレクトリサービスの復旧』をご覧ください。

9.2.3.2 ディレクトリサービスの復旧

何らかの問題でディレクトリサービスにトラブルが発生した場合、『InfoDirectory 使用手引書』の『保守編』を参照し、復旧処理を行ってください。

また、以前の正常な状態のDSAのバックアップが存在する場合、DSAのリストアにより復旧することも可能です。DSAのリストアにより復旧を行った場合、以下のディレクトリにファイルが存在するファイルを削除してからUDDIレジストリサービスの起動をしてください。

　C:\Interstage\F3FMuddis\var\txnlog 配下

　/opt/FJSVuddis/var/txnlog 配下